ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』
これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

東日本大震災2年半、その祈り

2013年09月11日 | 祈り

  Candle_2  今日で大震災後、2年半になった。千年に一度とか、想定外とかいろいろ言われた。福島原発など未だに明るい展望が見えない厳しい現実が続いている。一人のクリスチャンとしていたたまれず、石巻の現場で祈って来たりしたが、最近になって少し整理できたことがあるので、この機会にお伝えしたい。

 この度のこと、韓国人の1部の人たちが「神の裁き」だと言っているらしいが、これはとんでもないことだ。他国の困難をこのように言うとは、人間性を疑わざるを得ない。同じ人間としての共感性を持ち得ない、哀れな人々だと思う。クリスチャンが多い国なので、その文化として「裁き」と言うことばが出たと思うが、神の愛を知らない、本当のクリスチャンではない人々言葉だと思う。傷ついた方は許してあげてほしい。
 また「産みの苦しみ」と言った同胞のクリスチャンもいたが、それならなぜ、この人々が選ばれなければならなかったのか、その答えはあるのだろうか。神は一人一人の命を、愛してつくられ、世に送り出されのだ。

 言えるのは、絶対に亡くなった人たちが罰を受けたわけでも、その地域がどうのこうのでもない。ではなぜなのか?どうしてこのような悲惨な目に遭わなければならなかったのか?その答えを私はまだ知らない。が、はっきりと感じるのは、『人の命は地球より重い』、それは理念であって、地球という神の造った自然の前には、人はその1部に過ぎないことだ。このことを謙虚に受け止めなければならないと思う。尊くおびただしい犠牲者は、自らの命を持って、残された私たちにそのことをも伝えてくれたのではないか、と。

 命は自分のものだと思ったり、人生設計を綿密にし、計算通りに命が続くなどと高ぶってはいけない。すべての命は、天地万物の造物主、聖書の神の御手にある。宇宙、自然という神の絶対的な秩序の中に、私たち一人一人は神の愛のご計画によって今を生かされている。

Cgf10 最近私たちの群れの中で、年に一度の新しい賛美集が出る。今回決まったその一曲の中で「あなたのご愛」という出色の変わった曲がある。

 末期ガンの老クリスチャン女性が、その残りの命の乏しい状態で祈り続けた言葉、それを聞いていた孫が曲にしたという。

1:「一人びとりがあなたの、御愛の中で歩むことを、ゆるしてくださることを、ありがとうございます。」「今日の日をあなたに、ご栄光返しながら、生きることができるように、お願いいたします。」
2:「あなたの深い御愛を、思い返しながら、あなたの恵みを心から感謝いたします」「今日の日をあなたに、ご栄光返しながら、生きることができるように、お願いいたします。」
3:「あなたの御名があがめられることのために、わたしたちを用いてくださる、ありがとうございます」「今日の日をあなたに、ご栄光返しながら、生きることができるように、お願いいたします。」


 この繰り返し部分、「今日の日をあなたに、ご栄光返しながら、生きることができるよう」の深い言葉が突然私にひらめき、理解できなかったその意味が私を貫いて止まない。大震災で犠牲になってくださった方たちからのメッセージと反響し合って、私に聞こえるからだ。  ケパ

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