自転車とナビ

　今日は朝から東京は雪が降った。裏日本は豪雪に悩まされているのに、関東は快晴続きだ。ちょっと前まで広島市に住んでいたが、実家のあった県北に行こうと、上根峠を上ろうとすると、峠の上は決まって暗灰色の雪雲が垂れ込めていたことを思い出す。もちろんその下は、一冬中、あまり日が差すことの無い、そんな天気である。

　さてここ、東京暮らしには自転車が欠かせない。冬でも雪や雨がほとんど降らないのだから、寒いだけで便利さは変わらない。東京のこの天気の良さは恵みで、どこにでも行きたくなる。
　ところで東京の道はあきれるほど多い。景色もよく似ている。だから知らないところにちゃんと行こうとすると、かなり大変だ。最近では車にナビが付いている。歩行者にはiPhoneのMaｐがある。ところがiPhoneのモードは、車か徒歩か電車だけである。そこで困るのは、自転車。
　いきおい「自転車用のナビが欲しい！」と言うことになる。自転車の道は、車とも、歩行者とも違う道だ。階段がない、最短距離を知りたいのだ。

　実は東京に来た５年前、自転車につけるナビをウン万円出して購入した。これは当座は大変重宝したが、片道１時間近くかかる時にバッテリーを消耗し、帰りは途方に暮れるというのが難点だった。何とかしたいと 思っていると、最近非常に格安な方法で、以前よりもさらに便利な自転車ナビができることが分かった。

　ナビ・・・・iPhoneのApp Storeで「自転車NAVITIME」（350円）をインストールする（写真上）。
　自転車にiPhoneを取り付けるアタッチメントをｎｅｔなどで購入する（写真中）。
　※できれば上記二つにBluetoothの解放型ヘッドフォンがあれば望ましい（写真下・・・iPhoneをはさんで置いている）。

　以上でヘッドフォンを別にすれば2000円以内という格安で、自転車ナビがそろうことになる。 実際これはかつての自転車専用よりもはるかに便利だ。GPSの計測も速く、携帯と兼ねているので荷物が少ない。何よりも地図の正確さに雲泥の感がある。そしてコードの無いヘッドフォンからは、確実に道を教えてくれる。唯一バッテリーの問題も最近は、携帯用のUSB充電器があって安心である。

　東京を自転車で楽しむ・・・・渋滞なし、駐車場の問題もなし、クリーンで体にいい。 時速１５～２０ｋｍの自転車の速度は、３０分あれば山手線内を駆け抜けることも可能だ。iPhoneの自転車ナビで東京を自由に楽しめそうだ。ただし、ヘッドフォンは開放型で、周囲の音もちゃんと届く、安全運転できるものがオススメです。　（ケパ）