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ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』
これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

イスラエルの恵み・・・・現地で「ワカッタ!」こと

2011年11月17日 | 随想

  今回のイスラエル派遣で恵みの一つには、「行かなければ分からなかったこと」の数々ではないかと思う。
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◯「青きセイルの山々」・・・・聖書にはエサウの子孫であるエドム人が住む地で、場所は死海からアカバに至るヨルダン側の高地。過去何度も、シナイ山からエイラート経由でこのあたりの大地を北上した。その折り、右手の高く青いセイルの山々をずっと眺めながら、「いつか行って見たい」と願うようになっていた。
 結果はペトラなどの巨岩遺跡があるように、標高700メートル台の岩地の荒涼たる台地(右写真)だった。「青く」見えた、のは高原の大気のせいなのかどうかわからない。走っても走っても町は乏しく、羊を飼うことしか適さない荒涼たる大地のように見受けられた。これではイスラエルへの侵略を試みたくなるのも道理かと(-_-;)
Photo_4
◯ゴラン高原・・・・わたしは今回はじめて「ベンタル山」に行った。ヘルモン山頂に行く予定であったが、イスラエル軍の軍事演習中だとかで、変更になった恵みである。ここは眼下にシリア国境を、はるかにダマスカスを見渡せる景勝というべきか、要害というべきか、軍事的にはポイントの場所である。だから山の頂上部は要塞になっていた。ここからイスラエルの最北の地、ヘルモン山を見ると、なんと上部は冠雪して白く輝いていた(右写真)。もし行っていたら、雪の中で震えていたことだろう(良かった!)。ぐるり360°この辺りの地形の様子を目に覚えさせられたことは恵みであった。


◯テル・ダン(ダン国立公園)・・・・ここでは二つのポイントがあった。まずここはバニアスとならんでヘルモン山からのイスラエル三大水源地の一つである。その豊かな水の湧出はすばらしい。今年はこの水源地がレバノンとの国境に近く、目の前の鉄条網を前に、非常に戦略的に重要であることが分かった。
次にこの場所にかつて、エルサレム神殿と対抗して神殿が作られた点である。
Photo_3ヤロブアムは国民がエルサレム神殿に詣でて権威のない自分から離反することを恐れ、王国の北の端と南の端に偶像の神殿を作った(右写真の四隅は祭壇の角の復元模型)。
・・・・・聖書 そこで、王(ヤロブアム)は相談して、金の子牛を二つ造り、彼らに言った。「もう、エルサレムに上る必要はない。イスラエルよ。ここに、あなたをエジプトから連れ上ったあなたの神々がおられる。」 それから、彼は一つをベテルに据え、一つをダンに安置した。(Ⅰ列王12:28-29) ・・・・
今回見たこの地がレバノンとの国境にあること、そのことは実は、約3000年前からの国境であるということが理解できた。

◯ドロローサ・・・・今宵は遅く長くなりました。別日にあらためて<(_ _)> (ケパ)

コメント
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