心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

マオ派閣僚が内閣から離脱、11月選挙に暗雲

2007-09-19 10:59:38 | ネパールの政治治安状況
総選挙を2ヵ月後に控える情勢のなかで、きのう、マオ派閣僚が内閣から離脱しました。
ここ数日間、首相や8政党を巻き込んだ会談の行き詰まりが伝えられていました。

理由は、次を中心とした要求が入れられなかったからです。
・選挙前に共和制を宣言する。
・選挙制度を、完全比例代表制に。

前夜の雷雨が明けた朝、タメルでは、あっちこっちの道路が、マオ派のデモ隊で埋め尽くされていました。
高校の制服のままの男女のグループ、
明らかに動員されたと思われる受身に歩くだけの人たち、
大声で叫びながらビラを配るリーダーたち、
ハンドマイクを使わない、手作りのデモ行進です。
それが午後の、カンチパト通りへ人々があふれ出る、昨年4月以来久々のクラマンツでの大集会へと流れていきました。

これで11月選挙実施に暗雲が立ち込めてきたという予想がでてきています。
今朝のHimalayan Times紙によると、マオ派の行動予定は次のようです。
・9月19日から21日、各戸訪問
・22日、全国大衆行動
・9月30日の立候補当日に、マオ派は選挙登録事務所を拘束包囲する
・9月29日から10月3日、汚職に関係した人の暴露
・10月4日から6日、ゼネスト
・マオ派の大衆行動に対して政府側が武器を持てば、マオ派も再び武器を取ると宣言したこと、
などが根拠です。

ぼくの疑問;
・総選挙の議会初日に、共和制かどうかを選択するという日程は、8政党間で合意されているのに、ナゼ、マオ派は選挙前の宣言にこだわるのだろうか?
・この局面で、プラチャンダ代表がきのうの集会に姿を見せなかったのはナゼか?伝えられるとおり、病気?あるいは、マオ派幹部を軍が拘束するという情報もあるなかでの組織防衛?

カトマンズの今朝は、16℃まで気温が下がって、上着がほしい涼しさになりました。
青空のもと、ガネッシュヒマールが、朝日に映えて顔を覗かせています。
ネパール社会の未来も、こうあってほしいのですが・・・

食べ物が残っていない朝

2007-09-19 09:22:23 | ネパールでの生活
連れ合いの人間関係から出発した、JOCVの諸君が出入りした日の翌朝。

小学校教員のMiくん、
鍼灸師のSくん、
理学療法士のHくん、
看護師のMoさん。

ネパール語で授業をやってみた感想、貧しい公立学校の現状、休みがない診療の日々、学ぶ気のない人を相手にするうんざりさ、借りていった本の感想、遊びにやってくる彼女の接待の工夫、来月にやってくる長い休みに計画中のトレッキング、ぼくの西ネパールの旅で起こったこと、などなど、話題は尽きません・・・

この国のJOCVたちは、暇なときが少ないみたい。ちょっとかわいそう・・・
カトマンズ盆地の外側の状況はまだ知っていないし・・・

ツマミに出す皿は、次々に、完全に!気持ちよく!空になっていきます・・・
そして、食べ物が残っていない朝を迎えます。