心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

デユリケル・ナモブッダ・パナウティ ショートトレッキング

2007-09-16 15:40:48 | トレッキング・釣り・テニス
1泊2日で、7時間、歩いてきました。

ブッダが、子に餌を取ることもできなくなっている、飢えて死にそうな雌トラに、自分を食べることを許した、という逸話の場所で、カトマンズ盆地の、チベット仏教の3大聖地のひとつという、ナモ・ブッダ。
ドウリケルから4時間でした。
シンズリ道路が完成し、ぼくたちは歩きましたが、バスの便がもうできているようでした。

それから山を降りて、緩やかな盆地を2時間歩いた距離にある、古都パナウティ。
リッチヤヴィ王朝以来の13世紀の寺院が立ち並ぶ静かな街でした。

早朝に2つの川の合流点にある、クリシュナナラヤン寺院のガートを歩いていたら、声をかけられました。
インドラチョークのパシュミナ店Yの店主のMさんでした。驚き!
いつもと違って、神妙な顔つきなので問うと、親族の不幸があって、昨夜に戻って来たとのこと。
こんな歴史豊かな街の出身だったんだ・・・

ナモブッダの逸話は、ブッダはカトマンズ盆地に入ったかどうかは実証されていないようですが、とにかく信じられているものです。
ぼくは、この道を、ブッダも歩いたのかもしれないと連想をたくましくしながら辿り、丘の上のゴンパのなかの石の銘版にある、ブッダが左腕をトラに与えているシーンには、胸が熱くなるのを感じました。

対人援助職を選んできたものとして、ずっと気になる逸話で、訪れたかったところでした。
ぼくの巡礼の旅だったかもしれません・・・