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心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

ボランティア、NGO、JICA、コンサル・・・有効な協力って?

2006-05-21 09:46:16 | 国際協力・現地NGO分野
きのうは、このブログを通じてコンタクトがあった、日本からの訪問者と会いました。
ネパールで、就学困難な子どもに奨学金を出したり、ダウン症や軽度の知的障害の子どもへの在宅支援などをしているNGOに関わっている方々でした。
日本から到着したばかりのもと小学校教員という女性代表者と、ネパール側で受け手になっている団体代表の日本語に全く問題のない女性、そしてその団体が1ヶ月間送り込んでいるタイJOCVを終了したばかりの青年OTの、3人でした。

著名なI医師と大学時代に出会い、その献身的な姿勢に感動し、以降70年代からネパールにかかわり、10年前からは具体的に一歩づつ、支援を拡大してきている方と思いました・・・

真剣な関わりをされていると感じたので、ぼくは次のような感想を、率直に言いました。
1)狙う国際的な支援 targetが適切か、
  協力を止めた時点でも持続可能であるか sustainability、
  対費用的に応分の効果を生んでいるか effectiveness、
  などの視点から、真に相手に役立っているか、を考えたい。
2)途上国の現場での支援としては、
  教育も農業も保健もインフラなども含んだ総合的な社会(村落・地域)開発支援だけが、有効かもしれないと思うこと
3)慈善や施しを否定するものではないが、上の視点なしには、一時の甘い夢を協力者に与えるだけで、
  協力者の自己満足で終わってしまう現実が、国際協力では多いこと
4)現地で雇うスタッフにプロジェクトが賃金を払うと、
  その支払いがストップするときに、その活動が終了することが多いこと、
  つまりプロジェクトが現地の政府のシステムに吸収されるように工夫すること

それには「施し的な支援ではいけない、現地の人が自立してやっていけることを考えなければいけない、支援がなくなったときにどうやっていくのかまでをみとおすものでないといけない、とにかくいろいろ問題を抱えながらやっている」と、率直に聞いていただきました・・・

国際的な支援が、本当に有効であるためには、いくつもの解決すべき点があることが、過去の報告から既に提示されています・・・

NGOーJICAジャパンデスクでのボランティアは、なし

2006-05-15 20:46:33 | 国際協力・現地NGO分野
NGOーJICAジャパンデスクを訪問して、Tコーデネイターと2時間半、じっくり話し込んできました。
希望していた翻訳などの、ボランティア活動の出番はないようでした。

が、NGO活動のこと、ODAのことなど、ああでもないこうでもないと、お互いの経験の裏づけがあって、けっこう意気投合しました。
家族の話などの、カミングアウトがあったのは予想外でした・・・

これからも、時間を作れたら、顔を出そうと思っています。
「日本のNGO向け ネパールでのNGO活動ハンドブック」を、これまでに3冊発行しているなど、Tコーディネイター主導で、高いレベルの実績があると思っています。

ネパールに関係したい、日本のNGO関係者は、ぜひ接触されるよう、お勧めします・・・!