命のカウントダウン(健康余命3605日)

トレッキング、カメラ、陶芸、スキー、釣り、カヌー、遊びなら何でも大好き。仕事も好き、時間がない!

死因の割合と介護の原因となった病気の割合 両者の差異が問題!!

2019-10-16 22:32:48 | 

日本人の死因です
そしてこれが、要介護者の介護となった原因です
死因の1位は悪性新生物(がん)で、28.7%ですが、介護の原因としては10位2.3%しかありません。死因2位の心疾患も介護の原因としては6位(15.2%→4.5%)と降格しています。死因3位の肺炎に至っては、介護の原因12位1.8%までに登場すらして来ません。同じく、死因6位の不慮の事故:3.0% 8位の自殺:1.8% 9位 大動脈瘤及び解離:1.3%は、介護の原因としては登場してきません。

ここまで来たら、ご理解していただけたでしょうか。
介護を必要としない状態から、死に至る期間が短い 即ち、介護を要する状態でいる期間が短いと、死因ではランクが高くても介護の原因としては降格するわけです。

逆に、死因でのランクから介護の原因としてはランクアップされる疾患は・・・
介護の原因の1位から5位まですべてそうですね。
介護の原因1位の脳血管疾患(脳卒中)(死因では4位:8.7%→介護の原因1位:18.5%にジャンプアップ!)
これが何を示すかというと・・・日本では、脳卒中では死ななくなった。医療の発達で、不自由ではあっても生き延びる期間が長期化したということです。

介護の原因2位の認知症:15.8%、4位の骨折・転倒:11.8% 5位の関節疾患:10.9%のいずれも、死因としては登場していないです。このうちの認知症に関しては、いずれ死因として登場し、上位に入ってくること間違いないだろうといわれています。その原因は先ほども言った高齢化と、もう一つ、認知症を死因としてとらえてもいいだろうという医師の意識の変化です。
介護の原因3位の高齢による衰弱:13.4%は、死因5位 老衰:6.6%とほぼ同義ととらえてよいと思います。高齢化社会においては、老衰を死因にしてもいいだろうという考えが医師の中で一般化しつつあるので、今後、死因の中で老衰の占める割合は増えていくと思います。

ここまで、死因と介護の原因の差異を考えてきました。何が言いたいかというと、健康寿命を延ばし、介護される期間を縮小するためには、死因で占める割合が少ないにもかかわらず、介護の原因として占める割合が大きい病気に出来るだけ罹患しないようにすることが大事だといいたいわけです。

具体的には、脳血管疾患、認知症、骨折・転倒、関節疾患などを回避したいわけです。
以前、健康寿命を延ばすために 今できること  の中で述べましたが
1、毒の摂取をやめること
2、生活習慣病を是正すること
この二つだと思っています。
軽度の運動、知的活動も重要ですよね。
生活習慣病の是正は、認知症の予防にも効果があるといわれています。
この話題は、また別の機会に、別の角度からとらえてみたいと思っています





最新の画像もっと見る

コメントを投稿