命のカウントダウン(健康余命3605日)

トレッキング、カメラ、陶芸、スキー、釣り、カヌー、遊びなら何でも大好き。仕事も好き、時間がない!

バタバタ ロンリーナイト 1

2021-03-15 13:45:48 | 在宅医療
13日土曜日の話です。
家族は、前日から白馬にスキーに行って、私一人取り残されておりました。
愉しそうな様子なので、私も、昼に仕事を終えてから、車で追いかけようかと思っていました
でも、強行スケジュール。土曜午後出発、月曜午前9時までに帰還が必要
片道7時間弱です。

電車で行くと言う手もあったのですが、東海道新幹線で名古屋 松本 経由 でいっても、サンダーバードで金沢、北陸新幹線、大糸線と乗り継いでも、いずれも7,8時間かかります。電車の方が楽ではありますが、何かあった時の対応が困難です。例えば、患者さん急変で呼び戻された時などの・・・

 今回は、その可能性が少しあると感じていましたので、行くなら車でと思っていました。

現地に電話したら、天気が悪いよ、明日も朝は雨が残るかも・・・とのことで、断念しました。
出来る範囲の仕事はしておいたので・・・・ぽっかり時間が空いてしまいました

暇だと・・・・独りだと・・・吞むしかない私です。
それで、夕方から呑み始めたら・・・
携帯が鳴りました。
一か月ほど前から超低空飛行をされていた在宅患者さん、「呼吸をされていないようです。」ご家族から電話を受けた訪問看護師からの電話です。看護師が急行してくれるとの事でした。私は、呑んでしまっているので、急行できません。
既に亡くなっておられる様なので、急ぐ必要は無いと考え、アシスト付き自転車で訪問することにしました。(自転車でも酒気帯び運転は違反ですが・・・)

リモートで死亡診断書を書くのは困難です。24時間以内に診ていれば、法的には可能らしいですが・・・そうであったとしても、やはり現場に行ってご遺体を確認し、これまでのいきさつから病死または自然死あると判断した上で、死亡診断書を作成するのが通常です。

10㎞弱40分ほど掛りました。着いた頃には酔いは飛んでました。死亡を確認させていただいて死亡診断書を書きました。白馬に向けて出発していたら、途中で戻ってくることになったと思います。出発しなくて良かったです。

そこから10㎞弱、再び自転車でひーこら言いながら帰ってきました。

 一人の夜は、長いです。 再び飲み始めたら・・・またもケータイが・・・