命のカウントダウン(健康余命3605日)

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60歳女性、ワクチン接種後3日で死亡

2021-03-02 22:01:34 | 新型コロナウィルス

日本国内でファイザー社製のワクチンを接種された60歳女性が、ワクチン接種後3日でクモ膜下出血で死亡された。


ワクチンとの関連は現在のところ不明です。

私は、ワクチン促進派だと思っていただいて良いです。むやみに否定する気はありません。

ワクチンとクモ膜下出血の関連を証明することも難しいですが、関係が無いと証明することは、不可能です。怪しいと言い出したら、否定することはほぼほぼ無理だと考えます。

 存在や関係性の肯定は、1例でも実例を上げれば可能です。
 存在や関係性の否定は、ほぼほぼ不可能です。すべての可能性を否定しなくてはいけませんから。ほぼほぼと言うか、絶対無理!!

これまでに、国内で3万例にワクチンを接種したそうです。症例は、3日後に死亡されました。 3万例の接種がそれぞれいつ行われたのかは分からないですが、全症例が平均3日前に接種したのだと仮定しましょう(多分、もっと日数経過しているでしょうが)と、すると、接種した人々は、3万人×3日=90万日人の日時を過ごされたことになります。
90万日人÷365=2465年人 数字の遊びだと言われるかもしれませんが、2465人の方が1年過ごしたと同じ確率です。1人亡くなったっていうのは少なすぎる位だと思うのは変な感覚なのでしょうかねぇ日本の人口は1億2千万人程度で、年間130万人ほど亡くなります。90年人に一人なくなるわけです。(荒っぽく言えば平均寿命)ワクチンを打っても打たなくても亡くなる人は亡くなるのであって、無くなりはしません!!

 今後、ワクチン接種数が拡大していけば、ワクチン接種後に亡くなる方の数は増えるでしょう。それをどうとらえるのか。考え方が問われています。
 ワクチンを接種してもしなくても、亡くなる方はおられます。冷静に判断することをマスコミに望みます。



東京の息子症候群

2021-03-02 18:01:45 | 在宅医療
在宅医療をやっていると、患者さんご本人、主介護者であるご家族たちと、平穏死に向けての柔らかな合意が形成されていると思っているさなかに、東京から帰って来た息子(娘)が、「何やっているんだ、こんなことしていたら母さんが(父さんが)死んでしまうじゃないか!!ちゃんとした病院に入院させて、ちゃんと診てもらえ!!」と、大声で叫ぶ。
これまで築き上げて来た静かな同意(私はこれこそがACPだと思っております。は、見るも無残、木っ端みじんに吹っ飛びます。
 たとえ、ご本人が、自宅で平穏に死を迎えたいと思っておられても、末期ではご本人は意思を伝えられないことが殆どです。仮に、文書に書いておられたとしても、ほとんどの場合、無残にも無視されます。
遠くから帰って来た息子(娘)は、これまで介護・看護に携わってこなかった罪悪感の裏返しなのか、正義感に燃えていることが多く、ご自身の「正しい」意見を何が何でも押し通そうとされます。
 そして、ゆっくりと平穏死に向かっていた患者さんは、たたき起こされ、救急車で大病院に入院、24時間持続点滴、酸素投与、尿路カテーテル挿入、気管挿管され人工呼吸器装着などと言う事にもなりかねません。
 苦痛が無ければ良いのですが・・・お見舞いに行くと、点滴過多で、痰が増えてゼロゼロ言っておられます。せっかく、枯れように逝かれるところだったのに・・・とは思いますが、そんなことは言えません。言っても無視されますしね。

 私は、絶対にそんな目にあいたくないので、家族には「平穏に死なせてくれなかったら化けて出る!!」と言ってあります。入院保険なんて、一切かけておりません。
手術は受けたいと思っています。利益が大きいならば。放射線療法も勧められれば、多分受けるでしょう。化学療法は、その時その時で考えます。疾患やステージによって、メリットデメリットに大きな差異がありそうなので。でも、長期の入院加療は避けたいです。療養の場は、主には在宅にしたいです。

 私は、命の火が消えかけている時に集中的な治療なんて、拷問でしかないと思っています。
 でも、現実にはあるのですよ。子供たちの自己満足のために、親が平穏に死ねない事が。

以下、偉大な諸先生方の文章です。参考にして下さい

東京にいる息子症候群
東北大学病院 緩和医療科  田上 恵太

長尾和宏先生の
子供が平穏死の邪魔をする


カリフォルニアから来た娘
中尾篤典(岡山大学医学部 救命救急・災害医学)

 いずれも少し長くて読み応えありますが、全部が全部面白いです!!

東京から、仙台から、カリフォルニアから、テキサスから、はたまたニューヨークから、都会から帰省してくる子供たちは・・・・いずこでも面倒なのですねぇ!!正義を振りかざす方は・・・いずれにせよ苦手です。
 正義の味方って年代的には月光仮面を思い浮かべますが・・・隣に住んでいたら、絶対に変な人ですよね。白い包帯で全身ぐるぐる巻きにした上にサングラス。 正義の味方は・・・・モンスターなのでしょうねぇ

、時代を先取りして、感染予防に徹しておられたのかもしれませんが・・・

人生会議(ACP)は患者さんの主役の座を守るため!

2021-03-02 11:50:23 | 在宅医療
 在宅医療の対象となる患者さんは、超高齢、脳卒中後遺症、悪性腫瘍や慢性疾患の末期,重症心不全、神経難病(脊損を含む)などで現在の医療では回復が困難な方が殆どです。
 そして、たとえがん末期で予後が1か月も無いと予想される方でも、その方なりの自宅での生活を送っておられます。入院していると、患者さんは 治療の対象物 でしかありませんが、自宅に帰ると主役の座を確保されます。在宅医療は、患者さんが主役でいてほしい医療なのです。

 患者さんの病態は一見安定していても、いずれ病状の悪化は避け得ない。
 往診を開始するにあたり、患者さんのご家族,可能であれば患者さん本人も含めて、この先、病状が悪化した場合どのような対応をするか話し合います。人生の終末期に過度な医療が行われることを避け,穏やかな最期のときを患者さんが迎えるようにしましょうという方向で話が進むことが多いです。(主役の座をいかに守っていただくか、周囲で如何にサポートしていくかを考える場でもあります)
 この言葉では表しにくい雰囲気形成の過程を,終末期医療におけるACP(Advance Care Planning)と言います。
厚生労働省は、ACPを広めようと「人生会議」と言う名前を付け、それを広く知らしめようとして小藪さんを使った下記のポスターを作りました。


私は、厚生労働省の意気込みが伝わる良いポスターだな と、思ったのですが
患者さんの団体や、ご遺族からの猛反発があり、このポスターはボツになりました。配慮が無さすぎるとのことです。インパクトの強さを狙ったので、配慮が無いと捉えられてしまったのでしょうか。
 私は、配慮がないと抗議する方々には「いずれ死にゆくという覚悟がない」と思えてしまいます。時代が経過すれば、いずれ、このポスターに対する評価も変化すると思っています。時代に先行し過ぎたのかもしれませんね。

と、此処まで書いてから・・・・あれ、似たようなことを書いた記憶があるぞ・・と、思ったら・・・・ありました。似たようなこと書いてました。



 でも、今更消したくないし・・・
 ま、重要なことなので2度言いましたよ!!という事にして下さい