命のカウントダウン(健康余命3605日)

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インフルエンザ流行レベルマップ2020 第6週

2020-02-15 16:24:31 | インフルエンザ

最新のインフルエンザ情報です。インフルエンザ流行は下火。今年のインフルエンザ流行は12月末がピークだったようで、その後減少傾向が続いています。例年なら、今頃ピークを迎えているのですが・・・

局地的に保育園など幼少者の集団施設で主にB型の集団発生が見られてはいるようですが・・・

全国レベルでは減少傾向です。

我が奈良県でも

私が勝手に注目している沖縄地方ですが・・・
クルーズ船が来なくなっているのであまり特徴的な動きは無くて・・・

横ばいですね。

 総論です:2020年第6週の定点当たり報告数は9.04(患者報告数44,737)となり、前週の定点当たり報告数14.11より減少した。
 都道府県別では北海道(12.92)、沖縄県(12.67)、群馬県(11.78)、愛媛県(11.77)、長崎県(11.63)、大阪府(11.38)以下略

この1週間に受診した患者数を推計すると約31.5万人(95%信頼区間29.4~33.6万人)となり、前週の推計値(約49.6万人)より減少した。年齢別では、0~4歳が約3.8万人、5~9歳が約9.0万人、10~14歳が約6.0万人、15~19歳が約1.8万人、20代が約1.5万人、30代が約2.6万人、40代が約2.9万人、50代が約1.6万人、60代が約1.1万人、70代以上が約1.2万人となっている。また、2019年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約648.9万人となった。

 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2020年第2週~2020年第6週)ではAH1pdm09(89%)、B型(9%)、AH3亜型(2%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。


重症患者の陰に軽症患者多数?

2020-02-15 12:54:22 | 新型コロナウィルス

国内で散発的に新型コロナウィルス感染患者さんが見つかっている。

一人見つかると、周囲で何人か見つかることが多いようだ

内容を見てみると、感染経路不明の患者さんが、新型コロナウィルス感染症を診断されず、検査されず、入院を余儀なくされないほど重症化してから「これはおかしいぞ」と、新型コロナウィルスのPCR検査を施行。それでようやく新型コロナ感染症と判明し、大騒ぎとなって「濃厚感染者」の検査をして周囲に隠れていた軽症患者が浮かび上がってくるという構図だ。

新型コロナウィルスの重症化率は15~20%と言われているから、一人の重症患者の裏には、4,5人の軽症患者が隠れている計算になる?

重症患者が見つかって、周囲の軽症患者が発見される・・・今後も、このような傾向は続くだろう。

新型コロナ感染症、軽症では診断できない。

PCR検査以外では胸部CT検査が最も感度が良いようだが(両側の浸潤陰影が特徴的)、風邪症状の患者さんに軒並みCT検査というわけにもいかない。(PCRよりは現実的だが)

現在のところ、感冒様症状と倦怠感が一週間以上続く患者を怪しいと考えて、胸部CT検査をし、肺炎所見が見られたら保健所に連絡 あたりが現実的な対処法なのかなぁと思っています。

近々やってくるのだろうか??? ま、とにかく、まめに手洗いしときましょ!!!

 


COVID-19は、お化けじゃない

2020-02-15 12:53:58 | 新型コロナウィルス

日本国内で感染経路が「不明」の感染者が相次いで見つかり、日常生活の中で広がる「市中感染」が現実味を帯びている。専門家は「新しい局面に入った」と警戒感を強め、重症者の早期発見と適切な治療の必要性を呼びかける。いまだに3千人超の乗客乗員を抱え、感染者が後を絶たないクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス」への対応も続く中、国内の検査・医療態勢は十分といえるのか。


 国内初の死亡例を含む13日に公表された4人は、湖北省・浙江省への渡航歴を含めた中国との明確な接点がなかった。肺炎患者との接触も見受けられず、人から人への感染が連鎖的に起きた末の市中感染が強く疑われるケースといえる。

 神奈川県の80代女性の感染が確認されたのは2月13日の死亡後だった。ただ、1月22日から倦怠(けんたい)感などの初期症状を見せており、湖北省武漢市の空港が閉鎖される前の同月中旬ごろには感染していた可能性がある。

 日本感染症学会の舘田一博理事長は「当時武漢市から来た人が無症状のままウイルスを持ち込んでいてもおかしくない。そこから感染した人がいても、初期なら風邪のような症状だから分からない」と感染拡大の経緯を推測。その上で「国内でも発見された症例以上に、水面下で感染が広がっている」と指摘する。

 国内の感染者はチャーター機やクルーズ船関連を除き、11都道府県にまたがる。ただ、大半が感染経路をたどれ、厚労省は「流行が認められている状況ではない」と一貫して説明。同日の加藤勝信厚労相も「流行している状況ではないとの見解を変更する根拠はない」との姿勢を崩さなかった。一方で、感染拡大の流れを否定せず、検査・医療態勢の強化方針を示している。

 クルーズ船の検査に追われる中、民間会社や大学などの協力も得て、1日の処理能力を約1100件に増強。最短15分でウイルスの有無を判定できる検出機器も3月末までに導入する。

 医療面では同船の感染者の入院先が当初の神奈川、東京では収まらず、北関東や長野、山梨にも依頼。今後も感染が爆発的に広がった場合、患者を受け入れきれるのかの懸念が募る。

 感染症患者向けの設備がが整った指定医療機関は全国約370カ所で約1800床あり、「重症者には十分対応できる」(同省)。これに加え、一般の医療機関でも入院可能だとの通知を自治体に出している。 現在は軽症患者も指定医療機関の感染症病棟で対応しているが、軽症患者を一般病棟で診ないと、指定医療機関はパンクしてしまうということです。

重症になった方のみ指定医療機関で対応となれば、COVID-19感染症にり患した場合、15~20%の方が重症化する。数だけからすれば、国内感染患者が1万人近くなるまで対応できそうだが、現実にはそんなことは全くなくて、重症者が500人も出れば、国内のして医療機関はその治療に明け暮れることにことになり、他の感染症の重症患者もおられるだろうからパンク状態になるのは必至とおもわれる。感染症病棟が多忙になると・・・上手の手から水が漏れることがあるように・・・医療関係者の感染が増加し、事態悪化に拍車をかけることになる。


 舘田氏は「大事なのは、重症化しやすい高齢者や持病のある人の感染予防。多くの軽症者はインフルエンザと同じように自宅で療養し、感染を広げない。重症者に適切な治療を行うなどのすみ分けが必要な時期になってくる」と話した。

これ、重要です。いつまでも「お化け」扱いしていないで、可及的速やかに現実として対応策を決めないと、日本中が「小武漢状態」すなわちダイアモンドプリンセス船内と同じ状態になってしまいます。感染患者さんの8割程度は軽症患者さんです。15~20%の重症患者さんも、亡くなるのは1%以下です。 かかっても、99%は生還します。
COVID-19は 怖いですけれど、 お化けじゃないです。みんなで協力して戦いましょう。敵は感染患者ではなくて、新型コロナウィルスです。