命のカウントダウン(健康余命3605日)

トレッキング、カメラ、陶芸、スキー、釣り、カヌー、遊びなら何でも大好き。仕事も好き、時間がない!

仕事と生きがい、ワークライフバランス

2019-10-15 22:53:28 | ワークライフバランス
私は開業医です。
自由業ですから、他人に引退を迫られることはないです。
認知症になって使い物にならなくなっても、厚生労働省は死ぬまで医師免許を与え続けてくれます。犯罪を犯さない限りにおいてですけどね。
強制的に引退を迫られないので、開業医は引退時期で悩みます
息子、娘や嫁、義理の息子が跡を継いでくれたら幸いですが、私の場合において、その可能性はほぼ皆無に近いと思われます。
中一の息子はネットゲーム依存で2か月ほど登校すら出来ていません。
高3の娘は、最近はほぼ登校できていますが・・・・・
大学という名のついたところに進学できるだけの成績ではないです。現在のところ。

引退したくもありますが、ある程度周辺住民様のお役に立てているとも実感しますので、引退することが自己否定に繋がって・・・・どうすりゃいいのか思案橋なのであります。
私、65歳超えてしまっているので、公的には引退せざるを得ない年齢なのですが・・・

自由業なので・・・したいと思えば100歳超えても開業し続けることは出来ます。
引退という制度が長寿化を始めとする社会の変化に凌駕されつつあると感じている私です。

ポックリ死 ピンコロ死 とは言うものの

2019-10-15 22:07:20 | 
ポックリ寺やピンコロ地蔵にバスツアーが出るほどの人気らしいです。
ある程度、長寿を甘受したら・・・いつかは逝かねばならないのは何とか理解しているので、その時は苦痛なく急死したいというわけです。

死ぬ側からはポックリ死やピンコロ死なのですが、死なれる側、ご家族さんにとって、それは突然死なのです。

ご高齢の方でも、突然死された方、死後への準備・終活を終えている方なんて見たことがありません。終活をされるのは、癌などで予後告知をされた方、それとなく短い自ずからの予後を悟った方だけですね。普通の高齢者・超高齢者は・・・・自分の死を予想されていません。

人は、他人の死は受け入れます。納得します。
しかし、自ずからの死は想像できない様に出来ているのだと私は理解しています。
人はみな、自分だけは死なないと思っているのです。

突然死された方の検視に警察に呼ばれて時折行きます。
突然死されるのは男性が多いです。
男性死亡の1割が突然死ですが、女性の突然死は稀です。
野村監督の配偶者さんは突然死でしたが・・・
性格は男性的でしたよねぇ

突然死は残されたものにとって、ショックですし相当な苦痛です。
ぽっくり寺やピンコロ地蔵にお参りするくらいなら、終活してください
お願いします。

あなたも、いつか必ず死ぬのです!!
理解できていないとは思いますけどね!!!!!

ぽっくり寺は奈良にあります

2019-10-15 21:52:58 | 
ピンころとともに人気の高いぽっくり死
どちらか言えば、こちらのほうが歴史ありますね。
元祖ぽっくり往生の寺吉田寺は奈良にあります。


そのほか、ボケ封じの寺も近くにあるようです。
ボケ封じと言われても、ボケ:認知症の第一の原因は長寿にあるのですから、ボケ封じの寺は早死にを願う寺ということになるのでしょうか?
そんなことはないのでしょう。
健康で長生きして、どうしても死なないといけないらしいから、その時はぽっくり苦しまずに往生したい という虫の良い望みなのでしょうねぇ。かなえられることが少ないから、商売のタネになるのでしょうねぇ。

私個人の意見としては、日帰りでこれらのお寺をめぐるよりは、月に一度診療所または病院に通って、生活習慣病を是正されたほうが望みがかなえられる可能性が高いと信じているものであります。
まあ、何事も信心からであります。

健康寿命を延ばすために 今できること

2019-10-15 20:47:20 | 健康寿命
長野県佐久市成田山参道にある「ぴんころ地蔵尊」


神頼み(地蔵頼み?)も心の平安のために良いでしょうが、もう少し裏付けのありそうな方法も紹介させていただきます。

まずは、毒の摂取をやめること 即ち過度のアルコール摂取、喫煙、過剰なカロリー摂取、そして過剰な運動。これらは毒です。(今、アルコール摂取しながら書いてます)毒ではありますが、快楽も与えてくれます。あれもダメ、これもダメと制限だらけの中で長生きしてもあまり意味がないのではと感じてしまうのは私の自堕落な性格のせいでしょうか。 過剰な運動も毒だと言いました。マラソンなんて体にいいと思ってやっている人がいるのでしょうか?いろいろな意見があるでしょうが、私の意見は、フルマラソンは99%体に悪い!!です。100%と言いたいところですが、まぁ、いろいろな意見があると思われ、大人ですので、1%だけ譲歩しておきます。
適度な運動が体に良いことは、声を大にして言いたいです。

この写真を見るだけで、頭がくらくらしてしまいます。
これだけの数の方が、今から過剰な運動の世界に突入していかれるのかと思うと、開催者である東京都の責任者出てこーい と、言いたくなります(古いなぁといっても理解さえされないでしょうが)
毒の摂取を出来るだけ抑えた後にできること。それは生活習慣病の是正です。
ありきたりではありますが、やはり、高血圧、脂質代謝異常、糖尿病を始めとする糖代謝異常(糖尿病ではないですが、気はありますね という糖代謝異常は、相当危ないです) 痛風を始めとする尿酸高値、肥満などは、血管の寿命を縮めます。
脳の血管が痛むと脳卒中、心臓の血管が痛むと狭心症、心筋梗塞、心不全になっていきます。
結局、快楽と節制の間で、どこを落としどころにするかです。そのあたりは医者によっても落としどころに相当な差があると思います。普段、どんな病気の方を主にみているかで、同じ資格を持った医師であるのに、言うことがあまりに違うことに驚かれるかもしれません。
患者さんとしては、信頼できると思われる医師の意見を聞き入れるか、自分で情報収集をして、自分の意見を聞き入れてくれる医師を探すかの2択ですね。極端にはね。まあ、大多数の方はその中間的なところで落ち着くのでしょうねぇ。

情報は、ネット社会ですから、専門家と同じだけの情報を得ることができます。それを消化できるかどうかは能力と努力次第だとは思います。私の偏った意見ではありますが、時折、情報に溺れて溺死寸前の方をお見掛けします。独自の、オリジナリティをもって消化したと誤解されている意見をとうとうと述べられるのですが・・・情報が消化できずにのどに詰まって溺死寸前。そのことは多分ご自身でも理解されているのでしょう、本能的には。傾向として、そういう方はかなり遠方から来られることが多いです。多分、地元の医療機関はすべて「誰も俺のことを理解してくれない」状態になっているからだと推測されます。
そうはならないように努力してくださいませ。遠くに行きたくなったら、ちょっと危ないかも・・・です。

生活習慣病の治療ですが、今ではいい薬が出来てきています。信頼できる医師に相談してください。医師と患者間の信頼関係の構築も治療の大きな土台です。

そして、最後に、患者さん自身が、健康寿命を延ばすために何をすれば有効なのか、情報を消化していただくことです。情報があなたの命の長さも生活の質も上げるのです。
健康寿命も信心から?
厚生労働省は、健康寿命を延ばすためにスマートライフプロジェクトを立ち上げて活動しています。

https://www.smartlife.mhlw.go.jp/
参考にしてください



日本人の壊れ方

2019-10-15 19:33:31 | 健康寿命
人が元気ではなくなって、生活継続に何らかの援助が必要になる
すなわち健康ではなくなって、要支援、要介護状態になる
その原因は・・・・
それは1にも2にもに老化です。

85歳以上では、6割の方が手助けが必要な状態になってしまいます。
でも、70代だと、1割前後なのですね。ちょっと安心(男女別にすると、男のほうが厳しいデータになると思われますが)
年とともに壊れるのは、死に向かって壊れ続けている存在の私たちなのですから当然だとして、その壊れ方の内容(原因)は・・・

脳が壊れた(脳血管障害、認知症、パーキンソン病など):4割弱
骨や関節が壊れた(骨折・転倒、関節疾患)2割強
筋肉が衰えた(高齢による衰弱)1割強
心疾患や糖尿病、呼吸器疾患、癌などは思ったよりも割合が低いですね。
癌患者さんは、自立できている期間が長くて、手がかかるようになるとあれよあれよという間に症状悪化、トイレに一人で行けなくなると、3週間も持たないです。
だから、癌に罹患する方、癌で亡くなられる方は多いわりに、癌で要介護状態でおられる方の割合が低いのだと思います。

ここから、どうしたら、健康寿命を延ばせるか考えていきましょう。
上記の疾患にかからない方法です。