茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

日影茶屋

2009年07月23日 | Weblog
今年初めての花火です
葉山の森戸海岸の花火

国際湘南村という山の上から見ていました
眼下にはずい~と三浦半島の海岸線が続いています
葉山というのは三浦半島の入り口に位置するので
鎌倉時代には三浦一族の要塞の場でした

もともと風光明媚な場所で
良質な湧水にも恵まれ
新鮮な魚がばんばん捕れるので
旧石器時代の遺跡も多くある
本当に豊かな地域です

鎌倉時代には
この森戸一帯は
源頼朝の別荘だったそうです
頼朝が訪れたときに鐙が緩んで摺れたという場所が
有名なラ・マレード・チャヤのある鐙摺(あぶずり)です
江戸時代になって
三浦半島全体が天領(幕府の直轄地)になると
このあたりはプチ観光地となります
「日影茶屋」は日本で初めての茶屋ともいわれていて
海で遊ぶ人々の休憩の場所でした
お茶をするだけでなく着替えたり宿泊したり
海の家のような民宿のような


やっぱり出てきたお茶は
大きな煮出し薬缶でつくった
お番茶なのでしょう
旅籠とよばすに茶屋と称したその場所からは
富士山が大きく見えるのです