6月26日に海開きした逗子海岸
ピカピカの夏が来るまでは
静かな浜辺です
何とも湘南の海に似つかわしくない看板を見つけました
「利休」♪
風鈴が夕方の風に揺られて
よい音を響かせていました
ハーフマイルビーチの逗子海岸から
鎌倉方面へ
小坪、材木座、由比ヶ浜と続きます
この由比ヶ浜には
利休さんが訪れたという記録があります
1590年
秀吉の小田原の陣に同行したした際
馬に乗って
織部と二人で由比ヶ浜にやって来ています
利休さんは織部に尋ねます
「この浜辺の景色を茶の湯に応用したいと思うが
何か思いつくことはないか」
何も思いつかずにいる織部に
「この浜辺に打ち寄せる波の風情を、
風炉の灰に写してみてはいかがであろう」
と言われたという話が
『茶湯古事談』に伝えられています
風炉の灰型は10種類あります
え~、でも、海はないですねえ
遠山とか向山とか前谷とか
山谷系です
織部は宿題を完成させなかったのでしょうか
いえいえ
風炉の灰の仕上げには
藤灰という白い灰をまきますが
この蒔き灰が波頭の風情を表現するもので
暑くなるにつれて蒔く量を増やし
涼しくなると少なくするのです
土風炉の時にだけ行うこの白い蒔き灰は
サーファーで賑わう由比ヶ浜の
うさぎ(白波)が立った海を思わせます
灰の中には
火を鎮めるという意味で
水の卦を書きますから
最初から釜に「海」を持ち込むなんて
さすが
海の男、利休さんです
ピカピカの夏が来るまでは
静かな浜辺です
何とも湘南の海に似つかわしくない看板を見つけました
「利休」♪
風鈴が夕方の風に揺られて
よい音を響かせていました
ハーフマイルビーチの逗子海岸から
鎌倉方面へ
小坪、材木座、由比ヶ浜と続きます
この由比ヶ浜には
利休さんが訪れたという記録があります
1590年
秀吉の小田原の陣に同行したした際
馬に乗って
織部と二人で由比ヶ浜にやって来ています
利休さんは織部に尋ねます
「この浜辺の景色を茶の湯に応用したいと思うが
何か思いつくことはないか」
何も思いつかずにいる織部に
「この浜辺に打ち寄せる波の風情を、
風炉の灰に写してみてはいかがであろう」
と言われたという話が
『茶湯古事談』に伝えられています
風炉の灰型は10種類あります
え~、でも、海はないですねえ
遠山とか向山とか前谷とか
山谷系です
織部は宿題を完成させなかったのでしょうか
いえいえ
風炉の灰の仕上げには
藤灰という白い灰をまきますが
この蒔き灰が波頭の風情を表現するもので
暑くなるにつれて蒔く量を増やし
涼しくなると少なくするのです
土風炉の時にだけ行うこの白い蒔き灰は
サーファーで賑わう由比ヶ浜の
うさぎ(白波)が立った海を思わせます
灰の中には
火を鎮めるという意味で
水の卦を書きますから
最初から釜に「海」を持ち込むなんて
さすが
海の男、利休さんです