今春は、いわゆる『ゆとり世代』の大卒が就職する
ということで、
エキサイトでこんな記事を執筆してきました
●「ETC型」新入社員の心を開くには?
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1271415487006.html
最初は、
「日本の職場って、なんでこんな不機嫌なんだろう……」
という、数年前からの疑問からスタート
そして海外の職場のことを調べていくうち、驚くことの連続
「これは絶対記事に書かねば」と思ったのだ
※記事ではシンガポールを取り上げたが、
海外はほぼすべて同じと思ってよいです。
ただ日系企業を除く。日系は国内とあまり変わりません
海外企業(ここではいわゆるフツウの会社とする)では、
大学の文科系サークルのようにリラックスしてる
でも、一人当たりのGDPは、日本を余裕で上回っていたり……
お~い日本~、何か根本的に間違ってないかい
自由形のレースなのに、犬掻きで泳いでるとか。。。
と、そんなテイストで書くつもりでしたが、
編集&推敲しているうちに、こういう記事になりました(笑)
先輩 → 新人というスタイルをとっているが、
新人・若い人にも読んでもらえると嬉しい
さて話を戻すと、
日本の職場環境が、ダントツで世界最悪だというのは有名だ
労働条件、ギスギス、重苦しいムード、ピリピリした緊張感が漂い、
他の人を怒鳴ったり、説教したり、あら捜しをしたり……
「仕事のためなら人を傷つけるのもやむを得ない」
「能力がなければ、傷つくのは当然だ」
そんな暴論が正しいように感じられ、
毎年、万単位の人が自殺し、うつ病になる国っていったい……。
『仕事様』が神聖なモノとして祭り上げられ、
「仕事なんだから……」というマジックワードを使えば、
泣く子も黙るという風潮は、日本独自のものである。
反対に、「たかが仕事ごときで深刻になるなよ」
という考え方が、21世紀の欧米先進国ではスタンダード。
海外で働いた人に話を聞くと、ゆるさにびっくりだ
イギリスで、納期に3日遅れた新人は、
「3日しか遅れなくてえらかった。始めてにしては上出来だ」
と褒められたとか。
まあ、そのあたりの事情は、
海外で働いたことのない自分の又聞き話なんかより、
記事中で紹介したブログが、はるかに面白いしわかりやすい。
●ニートの海外就職日記
http://kusoshigoto.blog121.fc2.com/
なお、欧米人は、
「You are fired(お前は使えない)」
と簡単に言うそうだが、
海外では、あくまで『たかが仕事』。
「お前は仕事ができない」という指摘も、
「君はババ抜きが弱いね」というのと同じくらいの重みしかなく、
まさか本気で思い悩むなんて、思わないのだろう
これまでの日本では、
「俺たちが苦労したんだから、今の若い人が楽するのは許せない」
というしがらみが跋扈していたが、
どうせなら、
「俺が楽しくやってるんだから、お前も楽しめば?」
という空気が支配するようになってほしいものである。
『うつくしいくに』
だが、逆から読めば『にくいしくつう(憎いし苦痛)』……
日本が、本当の美しい国に戻って欲しい。
もっとも、現状でも、労働環境さえ除けば、
日本は世界で一番すばらしい国かもしれない、というのは
紹介ブログの海外ニートさんと同じ意見だ
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【通り雨の旅路(本館)】
http://www5e.biglobe.ne.jp/~tooriame/
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