仕事の途中で何となく気分を変えたくなったので、美味しいものでも食べようかと目黒雅叙園の向かいにある「太鼓鰻」に行きました。
目黒川にかかる太鼓橋のたもとにあり、店の案内によれば、江戸時代にはその橋は半円状の太鼓のような形状をしていたとのこと。やたらと創業二百年余の老舗であることを強調していますが、店はすでにビルになっているので、その面影もありません。
お目当ての鰻重は1,575円の梅から4,410円の特上までラインナップされているのですが、ランチサービスだと1,050円だというので、それを頼んでみました。
意外にも早く運ばれた鰻重を見てわが目を疑いました。
重箱の真ん中に小さな蒲焼がちょこんと載せられ、やたらとご飯の面積が目立ちます。
これではまるで鰻重ではなく、鰻のタレ重です。
あまったスペースに厚焼き玉子でも載せてあればかわいいのですが、ご飯だけがしみ込んだタレで悲しげに光っていました。
抑えきれない脱力感に襲われ、山椒をこれでもかと振りかけて、一気にかき込みました。
それなりに美味しかったのでなんとなく空腹は満たされましたが、最後まで納得がいきませんでした。
客が求めるからこのような商品を作ったのでしょうが、いくらなんでもと思うのは私だけでしょうか。
素直に松か特上を頼めばよかったと後悔しきりです。
目黒川にかかる太鼓橋のたもとにあり、店の案内によれば、江戸時代にはその橋は半円状の太鼓のような形状をしていたとのこと。やたらと創業二百年余の老舗であることを強調していますが、店はすでにビルになっているので、その面影もありません。
お目当ての鰻重は1,575円の梅から4,410円の特上までラインナップされているのですが、ランチサービスだと1,050円だというので、それを頼んでみました。
意外にも早く運ばれた鰻重を見てわが目を疑いました。
重箱の真ん中に小さな蒲焼がちょこんと載せられ、やたらとご飯の面積が目立ちます。
これではまるで鰻重ではなく、鰻のタレ重です。
あまったスペースに厚焼き玉子でも載せてあればかわいいのですが、ご飯だけがしみ込んだタレで悲しげに光っていました。
抑えきれない脱力感に襲われ、山椒をこれでもかと振りかけて、一気にかき込みました。
それなりに美味しかったのでなんとなく空腹は満たされましたが、最後まで納得がいきませんでした。
客が求めるからこのような商品を作ったのでしょうが、いくらなんでもと思うのは私だけでしょうか。
素直に松か特上を頼めばよかったと後悔しきりです。
味、サービス、店構え等々。
店のどこにも老舗感のようなものはなく、そのような観点から考えても、「他山の石」とすべき事例でしょう。
数ヶ月前に吉野家が鰻丼を出していましたが、そちらの方が数段まともだと思います。
老舗というブランドにあぐらをかいている
典型的な駄目なお店ですね。
老舗を売りにしながらよくこんなものを、と感じてしまうのは私だけではないでしょう。
ちょっと寂しい感じです。
スペースはタマゴチャンでもいいのにねー