土日は更新できず、申し訳ありませんでした。
先日、母と映画「シャーロックホームズ」を観に行きました。
この時代は産業革命まっただ中の時代で、魔法だと思われていたものが科学のなせる技だと知った時代です。
実は私はこの時代あたりが一番好きです。
大航海時代&宗教改革から始まってフランス革命あたりから産業革命あたりが。
今までの価値観が一変して、今まで一部の特権階級(貴族・僧侶など)しか持ちえなかったものが、一般市民(平民)に渡った時代。
お金持ち以外も信仰によって神に救われると解かれた宗教改革、市民革命で市民権(政治に参加できる権利)を得られ、そして芸術も一般市民のためのものになり、おいしい料理を一般人が食べられるようになった、あの時代。
それまでの価値観が一変するのはとても大変なことなんですが、私は好きです。
なぜなら、「自分が現代の価値観で変だ」と思うことってたくさんあるんですが、それが「絶対」で、自分の考えがおかしいと思わなくて済むからです。
また、10年前に「変だ」とか思っていたことが今になって浮き彫りになったり、「私が思っていた価値観」が、今になって世の中の当たり前になっていたりすることが多いので、今疑問に思っていることも10年後には実現したりするんだろうな~とも思ったりも。
現在の「価値観」から脱却することは難しいですし、必ずしも脱却することが良いわけではありません。今までの「価値観」が長い間続いた背景は、必ずそこになにやらのメリットがあるわけですから。
ただ、「既存の価値観」から、はからずも、はみ出てしまったときに、「既存の価値観」からはみ出た自分を責めることはないと思うんです。
たとえば、「結婚することが女の幸せ」という「既存の価値観」があったとすると、結果的に結婚できなかった場合に、「自分は一生幸せになれない」と思い、「既存の価値観」を手に入れた人に対して劣等感を持ったり、自分を責めたりすることはしなくて良いということです。
「結婚できないなら、できないことを生かして、何かやろう」とか「そもそも、幸せにならなきゃ、という価値観自体を捨てよう。目に見えぬ幸せばかり追いかけず目の前の人生をしっかりやり遂げていけば、それこそ楽しい人生と思う。」と考えを方向転換させたり。
色々な事件があり、自分の今までの価値観が世間の価値観から離れてしまったことが、私は多くあります。
そのときに、私を後押ししてくれる勇気を与えてくれたのは、いつも「市民革命」の歴史です。