バスストップから基地ストップの会  

2015年6月以前の記事は http://www.geocities.jp/stopfromstop/ へ。

2018年9月定例デモと申し入れ書

2018-09-16 | 日記
9月までは夏時間の4時に座間駅西口集合、4時半出発でした。雨は上がったもののどんより雲が立ち込めて出発時点から涼しいデモになりました。
9名で出発し先回りの1名が加わって10名。座間駅前からのデモも4回目で1時間半の長丁場だが、路線バスに少し道を譲ったり、買い物客が多いスーパーの前を通ったりすると町の人の反応も感じられる。小さな女の子が「あれなーに?」とお母さんに聞いている。こんな時ちょっと配れるストップの会のチラシがあったらいいなとも思う。
基地正門での申し入れを済ませて相武台前駅への緩い上り坂が続く。あたりがうす暗くなってきたのに合わせて、今日はこのデモでは初めての「真実は沈まない」を歌ってみた。韓国のセウォル号の沈没事故から生まれた歌でろうそく革命でも歌われ、広がってきたもの。シンプルで歌いやすい。辺野古で川口真由美さんが歌った訳「闇は光に勝てない 嘘は誠に勝てない 真実は沈まない わたしたち諦めない」を繰り返す。
デモの途中では、沖縄の知事選挙の話や老朽東海第二原発の再稼働止めようのよびかけ、イージスアショアの巨額費用と電磁波の危険性などが話された。
デモ後の交流会では「海上自衛隊はなにをやろうとしているのか」とまとめた資料を配ってもらう。国は過去最高の5兆3千億円に防衛予算を拡大し、海上自衛隊を大軍拡、基地機能強化と米第7艦隊との「共同巡行訓練」を急拡大している。P-1哨戒機はインドやフィリピン海軍とも共同訓練をし、ジブチまでも飛行。また新イージス艦2隻も建造されている。さらに横須賀・長浦港の海自施設をミサイル防衛用の弾薬庫に建て替える計画まで進行していると知り、ため息ばかり。

 10月からはデモ出発時間が変わります。
 2時座間駅西口集合、2時半出発 4時頃終了予定です。

                                                                 

                   
                申し入れ書 

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団前方司令部司令官   ビエット・ルオン少将様
陸 上 総 隊 司 令 部 日 米 共 同 部 長      野 村 悟 様
座 間 駐 屯 地 司 令                尼 子 将 之 様

この夏は大変なことがたくさんありました。7月にはオウム真理教全13人の死刑が執行されました。一連の事件が解明されないまま、国家による殺人がなされたのです。
また、かつてない西日本集中豪雨、超大型台風による恐ろしい風水害、高潮、加えて北海道の大震災、多くの死者や行方不明者、被災した人たちが困難の中に生活している中、この国の政治家たちは宴会をしたり、自衛隊派遣せずに、フランスのお祭りに自衛隊を引き連れて参加した安倍首相。国民の生命や財産を守ると口癖のように語るが真実は全く逆で、命の重さなどなんとも思っていません。
敗戦後73年の6月23日、沖縄の慰霊の日の翁長沖縄県知事の平和宣言は、何度読み返しても深い思いが心に響きます。
県民の苦しみから生まれた平和を願う「沖縄のこころ」をもって、民意を顧みず工事が進められている辺野古新基地建設については、アジアの緊張緩和の流れに逆行しており全く容認できない。恒久平和を希求する「沖縄のこころ」を世界に伝え、「平和で誇りある豊かな沖縄」を築くため、全力で取り組んでいくと宣言しました。そし苦しい病と闘いながら、7月27日には、前知事による埋め立て承認を撤回すると表明した直後の8月8日に急逝なさいました。翁長知事は、病床にあっても最後まで県民の意思を実現するために命を懸けた人で、世界的に見てもガンジーと並ぶ立派な人だと思います。
後継の知事選挙が9月13日に公示された日の新聞には、メディアや市民のかく乱をを意図したデマやフェイクニュースがすでに飛び交っているという記事。
我が国では、さかのぼる95年前の関東大震災でもデマや流言は組織的に行われ、多くの朝鮮や中国の人々を市民が殺した歴史があります。こんな手段で選挙を捻じ曲げる卑劣さ。地元紙やNPO がフェイク監視を始めました。現在安倍政権は、数えきれない嘘と国民を欺くごまかしと末端の役人への罪をかぶせる腐敗と堕落。そして蔓延する忖度。
沖縄の友達の話です。「人は肉体は失せても、その人の心と魂とは、肉体として存在していた時よりもはるかに強く私たちのうちに生きて共にある」と。
司令官、米軍兵士、司令部部長、自衛隊司令、自衛隊員の皆さまにも、お伝えしたいことがあります。死者の声に耳を傾けましょう。そして命のかけがえのなさを思い静かに祈ろうではありませんか。そこからなにがきこえますか。そして戦争のない世界、軍隊のない世界、兵士や自衛隊をしていなかったら自分はどんな生き方をしているかを想像してみてください。私たちは、戦争のために働くあなたではなく、戦争しない世界で働くあなたと出会いたいと心から思います。最後に、辺野古の新基地工事の護岸で閉ざされた海の中で、徐々に、しかし確実に人間の手で殺されていくすべての生き物の命のことを思ってください。
2018年9月15日          バスストップから基地ストップの会とデモ参加者一同

   
        
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