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虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

力不足と役不足

2012-09-11 09:33:22 | 文化
依頼されたことや指示されたことを断わるとき、またやってはみたけれども(思い通りに)出来なかったときに「力不足で申し訳ありません」と言うことがあります。
「私の力では出来ません」という意味になります。

しかし「役不足で申し訳ありません」という人がいます。
「役不足」の正しい意味は「素晴らしい役者に対して、役柄が不足している」という意味、つまり「能力のある人につまらない仕事・簡単な仕事をさせる」という意味なのですが、最近は逆の意味で使われることが多くなり、アンケート調査などでも日本人の半分が逆の使い方で覚えているようです。

「役不足」は頼む側が「あなたには役不足で申し訳ありませんが…」のように使う言葉です。
対して、これは「私には荷が重い」のような使い方をする際は「力不足」が正しいのです。

「力不足」と「役不足」
語感も似ていて混同しやすいので、うっかり間違えてしまうこともあるのかもしれませんね。
言い間違えないように注意したいものです。

「力不足」にならないように、日々研鑽を積みましょうね!