buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

数学は美しい

2008年10月18日 | 本・映画・音楽・美術のページ
イギリス人のAさんは私の以前の学生です。
エジンバラ大学で数学を専攻しました。

『数学は美しい』

それが彼の口癖でした
数学嫌いの私にはちょっと信じられないことばです
Aさんは
日本語で『博士の愛した数式』という本を読んでいました。
そして、「先生、やはり数学はすばらしいです、人の人生を色彩ります」と
目を輝かせて語っていました

「数学は美しい」
彼にとっては数学はきらきらと輝いているのですね、きっと


先日、『容疑者Xの献身』という福山雅治主演の映画を見ました。
容疑者(天才数学者)の台詞の中に
『その証明は美しくない、だからもう一度検証しているのだ』ということばがありました。

魅力のある台詞ですね。
数学者の哲学が感じられます

『容疑者Xの献身』なかなかいい映画でしたよ!





人の輪 

2008年10月18日 | おもちゃ箱
自分のブログを振り返ると
私はいかに多くの人に支えられているかがわかります
時々厳しい意見やアドバイスをいただきますが、、、
時間を経れば、それがみなぴかっと光るサポートとなっていることが多いのです

私は今、語学教育の世界で生活の糧を得ています
私の仕事です
しかし
語学の世界はもちろんのこと、別の分野で活躍する人とのつながりを増やすこと、
これが自分にとっての更なる成長の助けになるのかもしれないな~、と
今日は改めて思いました


お知恵を拝借

2008年10月18日 | 授業

A高校のB先生と会いました。
いつも貴重なアドバイスをしてくださる先生です。

食事をしている時の話題は
私が先日参加した日本教育工学会の大会の発表についてでした。

小学校の先生が『PISA型の授業』について発表しました。
小学生を主体的に学習させた実践研究のいい発表でした。
発表後、ある大学で教育学を教える先生が質問しました。
『採用時には向上心に燃えていた教師たちですが、何年かたつと
先生のような授業ができる人とできない人に分かれてしまう
その原因(その差)は何だと思いますか』というような問いでした
発表された先生が答えに詰まっていると
「先生はなぜそのように手間のかかる授業ができるのですか」と
切り口を変えました

小学校の先生は
「たぶん、私がこのような授業に興味を持っていて面白いと思っているからだと思います」
と答えました

『PISA型の授業』あるいは『総合』のような授業は指導する先生の
力量、また専門外の知識、ソーシャルスキルなどが求められるそうです
そのような知識や経験を活かせる教師、その授業を面白い、と思って
広げられる教師が少なくなっている、とのことでした

B先生によると
『教師になりたい人』と『教師になれる人』は違うのだそうです。
教師になったあと、どこまで学生と一緒に成長していけるか
学び合いができるか、
また学生の発想から学べるのか、ということが大切とのことでした

そして若い先生のやる気をつぶさないよう、周りのサポートが必要と
最後に結んでいました

いつもはこんなまじめな話はなかなかしないのですが、、、。
明るく優しい先輩先生です
私もB先生に「ほめられて」成長させてもらっています