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昨日建長寺で「フタバから遠く離れて」を観てきました。
建長寺で映画?もしやさむ~い板張りの部屋?と思ったのですが、
ちゃんと畳を敷いた、暖かい大きなお部屋でした。
普段はきっと法事などが行われるのでしょう。
建長寺のすぐ隣りに鎌倉学園という学校があります。
震災の日、家に帰れなかった生徒さん達が一夜を過ごした、というそのお部屋で
映画は上映されました。
ところどころ、すすり泣きも聞かれましたが、
意外にも笑いが起こる場面もありました。
笑い、と言っても自虐的な感じですけど。
ユーモアがないとやってられないんだろうな、と思います。
映画のあと、田村市在住のご夫婦のお話を聞く時間もありました。
お話のあと「質問はありますか」と司会の方が会場に声をかけて、
ひとりの男性が手をあげて発言したのですが、
それは質問ではなく、アンタの持論だろ、と突っ込みたくなる内容でした。
こういうおじさんは困りますね。
だけど、映画見に来るだけマシなのかなあ、とも思いますが。
本も買ってきました。
読みたい本もたくさんあって追いつきません。
つくづく、ワタクシには何ができるんだろう、と考えさせられます。
そういうときに、話し合える場所が「ぶんぶんトークの会」であって、
地域にこういう場所があってよかった、と思います。
栄区周辺のみなさま、ぜひご参加ください。
(さかえトクコ)
大広間に敷き詰められた座布団とパイプ椅子、そして仏事の際に用いられる和風の椅子。広い僧堂はざっと200名?以上の観客で満席でした。
様々な場で福島原発事故の風化が叫ばれていますが、この日の鎌倉はフクシマへの熱い連帯感でむせるほど。ややほっとしました。
ところで映画では「希望の牧場」が大写しされていて驚きました。希望の牧場とは浪江町の吉沢牧場のこと。実はぼくと家内は昨年の8月、原発事故被災者の支援のため南相馬市を訪れ、2泊3日と短時日ながら被災家屋のガレキ除去や家財類の整理などを手伝った折、現地の知人の案内で立ち入り禁止が解除されたばかりの吉沢牧場周辺を案内してもらったのです。
映画でも大写しされた、餓死させられた牛の骨、骨、骨。そして牧場入口の草地の高い放射能値! 海岸部の津波による壊滅的被害に加え、原発事故の恐るべき実態の一端をこの目で見て、あらためて脱原発への思いを強くしたのでした。
後方の椅子に座るとスクリーンの半分位しか視えないので、途中からいちばん後ろで立って観てました。
腰が痛くなりましたけど・・・・・
福島を我がごととして思いを致せば、風化させてはいけないとあらためて思いました。
鈴木さんご夫妻のお話は、放射能に関して少し緩くなった私の気持ちを引き締めて下さいました。
健康な限り又出掛けたいと思います。
コメントありがとうございました。
もともとお寺ですから、映画を上映するようには
できていませんよね。
立ってご覧になっていたということで、お疲れ様でした。
鈴木さんのお話の中で、ツバメがいなくなった、というものがありました。
やはり小さなものから影響を受けるのですね。
ヒトも、赤ちゃんの方が影響が大きいと言いますし。
じゃあみんな避難すればいいんじゃない?と
単純には行かないところが現実なんだろうと思います。
前にご紹介した若松丈太郎さんの詩の通りなのでしょう。