ぶんぶんトークの会 ~横浜市栄区で脱原発に向けてあらゆる方法を勉強し話し合い行動する会~

本郷台の「SAKAESTA」で毎月第3日曜日に定例会を開いてきましたが、都合により当分の間、会合を見合わせています。

「大飯原発 運転認めず」号外で速報

2014-05-24 10:35:05 | 日記
福井地裁が画期的判決 福井新聞の号外、お届けします

福島原発事故に関する政府事故調査・検証委員会の聴取で、事故直後に第一原発にいた東電の所員の9割が吉田昌郎所長(2013年、ガンで死去)の待機命令に違反して第二原発へ撤退していたという衝撃的な事実を答えた「吉田調書」の存在が3年以上も伏せられていたという朝日新聞のスクープ(20日の朝刊)、また大飯原発の運転差し止め訴訟に対する福井地裁の「再稼動を認めない」との判決(21日)等々、このところ原発をめぐって大きな動きがあり、MLを通じて情報が殺到しているためつい見落としていたのですが、判決当日の21日(水)19:26には「さよなら原発:神奈川」のルートで「福井新聞が号外を発行した」との速報が届いていたのですね。



「原発銀座」とされる福井の地方紙ならではの迫力!
また同紙の記事には次のような記述があります。著作権の関係でその一部しか載せられないのですが、この判決が全国に波及し、脱原発⇒原発ゼロへの流れが加速されることを願いつつ、遅ればせながら紹介します。

樋口裁判長は判決で「福島原発の事故後、大飯で同じような事態を招く危険性があるのかという判断を避けることは、裁判所に課された最も重要な責務を放棄するに等しい」と言及した。今回の判決には、司法の姿勢の転換点となる可能性もうかがえる。

福井新聞 http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/npp_restart/50555.html

~「美味しんぼ」騒動をめぐる、おかあさんたちの声~ (トクトク通信5/22号)

2014-05-22 09:08:08 | 日記
ママレボ通信に、おかあさんたちの声が載っています。

http://momsrevo.blogspot.jp/2014/05/blog-post.html


一部引用します。


今回の鼻血騒動では「鼻血が出た」「出ない」というところに焦点が当たりすぎていて、本来、議論すべきことから気をそらそうとしていると思っています。
(東京都在住 ふたりの子どものおかあさん)


まさにそういうことだと思います。
(さかえトクコ)

米軍兵士による被曝の訴え

2014-05-20 00:07:43 | 日記
健康被害で東電を提訴  トモダチ作戦参加の米兵 

『美味しんぼ』の問題提起で、原発事故による被害の実相があらためて注目されている
折も折、この春に新聞のベタ記事(1段扱いの小さなニュース)で報じられたと記憶して
いる米軍兵士による「東電提訴」の動きを知らせるニュースが届きました。
「デモクラシーなう」という市民メディアからのニュースレターです。

「原告である兵士たちは、トモダチ作戦参加後に、白血病、脳腫瘍、失明、不妊、出生異
常など、多岐にわたる深刻な病状を発症した」というこの訴えに、東電はもとより安倍首
相や佐藤福島県知事など原発事故による深刻な被害を“風評”として葬ろうとしている人
たちはどう答えるのでしょうか……? 以下、その全文を転載します。


2014/3/19
米兵たちが東京電力を提訴 原発事故の被曝による健康被害を訴える

**********************************************************************

2011年3月、東日本大震災が起こった直後に、米軍は被災地での災害救助・救援・お
よび復興支援を目的とした援助活動を開始しました。一連の活動は「トモダチ作戦」
と命名され、2万人を越える将兵に200機近い航空機、また24隻の艦艇が送り込まれま
した。それから3年後、作戦に参加して果敢に活動した海軍兵士や海兵隊員が、救援
活動中の被ばくを理由に、東京電力を相手取って訴訟を起こしました。告訴の詳細
は、米軍が救助を開始した時点で原発のメルトダウンはすでに始まっており、米海軍
が空母などを被災地に派遣することを東電が認識していたにも関わらず、大量の放射
性物質の放出や、その時点での測定放射線量などの正しい情報を、東電が意図的に提
供しなかった罪を問うものです。米国は当時、放射線の状況について問い合わせまし
たが、東電からは、「危険性はない」「すべては制御下におかれている」などの答え
しか得られませんでした。原告である兵士たちは、トモダチ作戦参加後に、白血病、
脳腫瘍、失明、不妊、出生異常など、多岐にわたる深刻な病状を発症したと主張して
います


つづきはこちら→ http://democracynow.jp/video/20140319-2 (動画 29分)

*スティーブ・シモンズ(Lt. Steve Simmons):元海軍大尉。航空母艦ロナルド・
レーガンに乗船中、福島第一原発事故の救援活動に従事。その後、深刻な健康被害を
訴え、東京電力に対する集団訴訟に加わった。
*チャールズ・ボナー(Charles Bonner):原告団弁護士。
*カイル・クリーブランド(Kyle Cleveland):テンプル大学東京校社会学准教授。
現代アジア研究所副所長。

字幕翻訳:小椋優子/ 校正:永井愛弓

「美味しんぼ」問題って何? という方はまずこちらから

2014-05-14 11:59:36 | 日記
「美味しんぼ」についての舩橋淳監督の発言、お読みいただけましたか?

人気漫画「美味しんぼ」問題がマスメディアに加えネット上で沸騰しているようです。
で、最近は新聞を「取らない、読まない、信じない」という3無主義が若者世代に限らず増えているようなので、遅ればせながら昨日13日付け東京新聞のスクラップを転載します。




それにしても忘れていけないのは、オリンピックの東京開催決定を伝えるテレビニュースで原発問題に関心を寄せる多くの市民を仰天?させた最終プレゼンテーションにおける安倍首相のスピーチ。

福島の状況を「The situation is under control」(状況はコントロール下にある)と発言したあの笑顔、そして能天気?とも思えるスピーチに比べて「美味しんぼ」の投げかけた状況は何とも重い問いかけです。

「私が安全を保証します。状況はコントロールされています」
「汚染水は福島第一原発の0.3平方キロメートルの港湾内に完全にブロックされている」
「福島近海でのモニタリング数値は、最大でもWHO(世界保健機関)の飲料水の水質ガイドラインの500分の1だ」
「健康に対する問題はない。今までも、現在も、これからもない」

「美味しんぼ」の鼻血問題についての舩橋淳監督の意見表明

2014-05-13 09:54:04 | 日記
「美味しんぼ」の鼻血問題について、双葉町や僕の知っている方々も巻き込まれて物議をかもしているので、僕の意見を表明したいと思う。

騒ぎだけがヒステリックに大きくなっているので、まず事実関係をちゃんと把握する必要があると思い、「美味しんぼ」の第604話や、単行本第110巻「福島の真実」を読んだ。感想としては、地に足の着いた直接取材に基づく、一次情報としての現実描写であるということ。その冷徹で忠実な客観性は、殆どドキュメンタリーのそれである。

福島の農家がいかに安全基準をちゃんとクリアすることに苦心し、おいしい農産物を売ろうとしているかを活写している。さらに第110巻では、業者の買い控えにより財政的な苦境に陥っている農家を描き、その真の原因は、福島第一原発から今も漏れ続けている放射性物質であると、山岡士郎・海原雄山らキャラクターの弁を借り、痛烈な批判をしている。
「福島の真実」全編を読むと、福島の豊かな食文化に対する畏敬の念と愛情、それを育んで来た土壌・自然が失われてしまったことへの嘆きが痛切に描かれている。そして、そんな状況を引き起こした東京電力と何も有効な策を打ち出せずにいる行政に対する原作者・雁屋氏の憤りがひしと伝わってくる。

福島の人々を貶めようとする意図など全くないのは一目瞭然。むしろ、その逆であり、全編が福島への愛情で貫かれていることを、この件について意見する人間はまず自分の目で確かめて欲しい。

その後、双葉町役場と話してみた。
ここ数日、役場に電話が殺到したそう。本当に「鼻血の事実があるのか」「そんな話はきいたことないのに、勝手に広めていないのか」などの苦情が多かったそうだ。だから、町としてもちゃんと対応していることを示すため態度を表明した=小学館に抗議文を送った、そうだ。

町としては健康福祉課で調査したところ、鼻血の症状が顕著にでている例はなく、被ばくとの直接関係は(漫画のとおり)立証されていないそう。だから、井戸川前双葉町長の鼻血の例をとって、福島県の多くの人が鼻血を流している、ととられる表現は、事実に反するのではないか、というのが双葉町役場の立場だった。

僕自身は「フタバから遠く離れて」の撮影を通し、鼻血が止まらない経験を実際した方は井戸川さん以外あったことがない。しかし、双葉町の仮設住宅で喉がひりひりするという方、頭髪、体毛が抜けたという方には数人会ったことがあり、身体に斑点が出たという話は数度聞いている。噂を増幅させるのは福島の為にはならないので、それよりも映像そのもので見せるしかない、と僕は思っている。
鼻血に関しては多くの症例が確認できていないだけに、「今のところ」は双葉町役場の言い分も間違ってはいない、しかし継続的に裏付けをとる必要があり、鼻血の事実が確証できればそれは、すぐさま健康障害として認知するべき、というのが僕の見方だ。

実際、放射性治療の専門医・西尾正道北海道がんセンター名誉院長は「鼻血は低い線量でも広範な粘膜が被ばくした場合は出ても不思議ではありません。」といっている。(引用元:http://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/2014-05-07)

昨日ご自身のFBページで写真もアップしていた井戸川さんの鼻血が、放射線被ばくによるものなのかどうか、それは検査を進めなければ立証できない。さらに、同様な症状を訴える福島県の人が出てきてもおかしくない。

今は何も分からないだけなのだ。

では、ここで重要なことは何なのだろう?

子供の甲状腺がんの異常発症など、被ばくの影響がはっきりと出ているケースは現在進行形として存在し、僕たちは噂を広めることなく、事実だけを見つめ、それを抑圧・黙殺するのではなく、”予防原則”で対策を講じてゆくことが大事なのではないだろうか。
 山岡士郎の鼻血イメージばかりをネットで拡散することこそ、状況を悪化させ、福島を貶めることに繋がる。それこそ風評被害であり、僕らは何が実害で、何が風評被害なのか、現実だけを直視する目を磨かなければいけない。

そして、敵を見間違ってはいけない。

批判されるべきは、漫画の原作者でも、事故の被害者である双葉町でもない。
ストロンチウムを含む全ての核種を検査することなく食物を市場に流し、国際基準よりもよっぽど高い20mSvの被ばく限度を敷いて人々に低線量被ばくを強いている行政こそ、僕らが糾弾し、被ばく回避のための対策を直ぐさま講じるよう求めなければいけない。

現実だけを直視し、根本原因を作った加害者の責任を問い、改善策を求めるのが、僕たちにできることだ。

舩橋淳
「フタバから遠く離れて」監督


MLホームページ: http://www.freeml.com/futabakara

くじけない元首相ふたり(トクトク通信5/8号)

2014-05-08 13:47:01 | 日記

今日の神奈川新聞です。

全然関係ない話ですが、小泉さんの向かって右側の記者の頭髪がとっても気になります。
(さかえトクコ)


◆◆続報◆◆

7日現在の発起人と賛同人は次の通りです。多彩な顔ぶれですね。
発起人
細川護熙、小泉純一郎、赤川次郎、安野光雅、梅原 猛
賛同人
秋山豊寛、浅田 彰、市川猿之助、岩井俊二、小山内美江子、落合恵子 、加藤登紀子、
鎌田 慧、鎌田 實、河合弘之、ロバート・キャンベル、坂本龍一、佐高 信、佐藤栄佐久、
澤地久枝、下村満子、SUGIZO、鈴木悌介、田中優子、津田大介、なかにし礼、 福岡政行、
前田哲男、宮台真司、三上 元、村上達也、茂木健一郎、吉岡 淳、吉永小百合、吉原 毅