ぶんぶんトークの会 ~横浜市栄区で脱原発に向けてあらゆる方法を勉強し話し合い行動する会~

本郷台の「SAKAESTA」で毎月第3日曜日に定例会を開いてきましたが、都合により当分の間、会合を見合わせています。

3NON の女達・ウオークin 郡山

2013-03-28 14:05:05 | 日記
3月11日 郡山の集会に参加されたNMさんからレポートが届きました。


たんぽぽ舎の呼びかけ 2年目の3.11集会
「3NON の女達・ウオークin 郡山」に参加しました。

3つのNONとは
NON ニュークス、
NON バイオレンス、
NON セクショナリズム、NOWAR
などなど、各自自由な意思表示でどうぞ……。
元気いっぱいの40代~60代ぐらいの女性が目立っていました。

郡山駅前の広場に横断幕、旗、鳴り物を持って集まる人たちに、
東京組あわせ全部で150人ほどのささやかなデモ。
そこへ武藤類子さんも出迎えにこられました。
デモは3列でゆっくりと一番の目抜き通りを行きます。
「子どもの疎開訴訟」で中心的に働く黒田さんがマイクを取って、
「福島の皆さん、声を上げてください! 子ども達を守って! 逃がしてください!」
と声ふりしぼるように話しかけました。
なんと、バスの窓から私達を見ていたおじいさんがそっと手を振り、
何度も何度もお辞儀をしていました。

昨年は郡山の開成山球場で開かれた数万人の大集会後のデモが、あまり人気のない所を
通らされ、しかもあっという間に終わった事もあって、今年申請に行ったAさん、
「今度こそメインストリートを歩くは絶対譲るまい」と決意していたそうですが、
遠慮して「歩道を行きます」と言うと、年輩の警部さんが
「皆さん、車道を堂々と歩いてください! ゆっくりウオークしてください。」
横浜や東京でいつも警官につめろとせかされてばかりいる私達には意外な暖かい言葉です。

さらに警部さんに「現場を見に行きましょう」とパトカーに乗るよう誘われたときは、
Aさん、内心こわかった。
が、彼が話し始めたのは、「自分は母も息子も新潟に逃がしています。
ここの人が、一見、なんでもないように、普通に暮しているように
見えるかもしれないけれど、心は真っ暗なのです。」
また同乗していた若い警官は、水素爆発があったときの恐怖を
もうこれで自分はおしまいかもしれないと思ったと、話したそうです。

福島の人はおとなしいと言われることがあるけれど、
誰もが押しつぶされそうな情況のなか何とか生きている、
……それを知ってもらいたいのがわかり、
立場がある中で心を開いて下さったのがうれしく、現地での違いを強烈に感じました。

一方で幼い子も、中高生、それにOLたち、マスクをしているのを
ほとんど見かけないのはつらいです。
後で聞いたところでは、学校では生徒達に線量計を配っているが、
3ヶ月で回収してしまう。せっかく計っても累積量は知らされない。
情報公開しなければいけないはずの今とわかっていても、
親達にとって争いごとにしてなにが得になる?と考えてしまう。
こんなふうに、すべてあきらめさせるようになっているのですね。
構造上だけの問題でない、人の気持ちを逆手に取られているのがもどかしい。

デモしながら時々線量計で計ると、0.53~0.58。
降り積もった雪のところは、1以上もあったと聞きました。
それに比べ公の場、駅前、市役所横など、太陽光パネルがついた
大きくて立派な線量計は、0.23~0.26と他の場所に比べて低く、
福島の人たちは、測定機器が操作されていると話しています。

デモの終点近くの教組ビルで交流会になり、
伝説の「グリーナムの女たち」の記録映画を上映。
ナレーションをつとめた近藤和子さんの説明で、19年にわたる、
森をいわば解放区にした基地包囲闘争の、楽しくて、厳しく、
また力あふれる闘いに圧倒されっぱなしでした。
これはそのまま福島の女たちと重なってきます。

不信、不条理、不合理性、不公正にぶつかる毎日で、小さなうれしい事例をひとつ。
疎開している母子に会いに行く父親の交通費が(被災者援護法?でしょうか)
無料になったと聞きました。
郡山で出会った人たちを思いつつ、これからも福島に近くいたい、
福島を伝えていきたい、と気持ちを新たにしています。

3月11日の福島での集会のようす

2013-03-26 14:03:46 | 日記
3月11日、福島での集会に参加したNさんのレポートが届きました。

あの原発事故から2年経ちました。 
私は、3月11日を福島の人と共に過ごしたく集会に参加しました。
晴天に恵まれて、小雪は舞っていましたが空気は清々しく、
思わず深呼吸をしようとしましたが息を止めました。
ここは福島です。放射能さえなければ、横浜の街と変わりありません。
誰一人マスクをつけていません。 でも測定器では、
0・4~0・7マイクロシーベルトありました。横浜の10倍以上です。
見えない・臭わない放射能の怖さをあらためて感じました。

集会場の福島県教育会館(700名収容)は、1340名の熱気で
いっぱいになりました。浪江町の酪農家は、
「牛に斑点がでてきた。このことを話すと他の酪農家から
牛が売れなくなるから言うなと怒られる。
でも、残りの人生を命をかけて牛を育てていく。」と語りました。
また若い学生は、「事故は残酷すぎる。こんな辛い思いは
僕たちで最後にしてほしい。今までの無関心を反省し原発反対の声をあげる。」
と力強くアピールしました。私は心の中で
「これからの若い人に、こんな辛い思いをさせて、本当にごめんなさい。」
と叫びました。

集会の後、街の中をデモをしました。
東京のデモとは違って、皆、振り返り、手を振ってくれる人が多く、
来てよかったなと思いました。
県庁の前では、国旗が半旗になっていました。 
福島の人にとっては、「3・11」は、忘れようとしても忘れられない
重い重い日です。

25日(月)、記録映画「主権在民」上映会があります

2013-03-23 17:03:36 | 日記
「時をみつめる会」から「原発震災を問う人々」シリーズ最新作である記録映画「主権在民」
上映会のお知らせが届いていました。ちょっと長くなるけれど直前情報なので一気に!


記録映画「主権在民~フクシマから東海村へ~」上映会のお知らせ
西山正啓監督作品/2012年/100分


注:これは熊本で行われた上映会のポスター

福島原発事故から2年目の3月11日は全国各地で大小さまざまなデモが行われました。
市民は事故以来、多くを学び、怖れ、怒り、原発が人の手では制御できないものと知りました。
これまでにもヒロシマ、ナガサキ、ビキニ、スリーマイル、チェルノブイリなどなど多くを学び、
恐れ、怒りました。
でも、本当に自分のこととして考えてきたでしょうか?
今回の福島事故は今まで明らかにされてこなかった権力側の隠し事を次々に明るみに出しました。
明らかに人災事故だと分かった今も、責任を取るべき人物たちはのうのうと、また事故前と同じ
役割を担っています。
福島の市民1324人は「告訴」という一歩を勇気を持って踏み出し、全国の市民14000人も後に
続きました。
今、国や東電は責任のありかをうやむやにし、事故などなかったことにしようと躍起になっています。
検察は強制捜査をする気配さえ見受けられないとのことです。
静かに語りかける女性たちのこの映像を観て、私たちが今やらなければならないこと、ずっとやり
続けなければならないことなどを話し合いませんか?
ご参加を心からお待ちしております。

 1.日 時 : 3月25日(月) 15時~18時(上映時間93分)
 1.場 所 : かながわ県民センター(横浜駅西口5分) 709号室(定員24人)
 1.参加費 : 500円
 1.主 催 : 時をみつめる会

注:参加を希望する方は部屋が狭いこともあり「個メールをください」とのことです。
 連絡先:fkpeace57@gmail.com


■記録映画「主権在民」のこと
この映画は、2人の女性(「原発いらない全国の女たち」世話人として活躍する谷田部裕子さん、
「ハイロアクション福島原発40年」に関わり「福島原発告訴団」の団長となる武藤類子さん)と
東海村村長の村上達也さんの語りの記録です。
JCOの事故から、福島原発事故をつぶさにみてきた、村上村長の廃炉への思いが、「東海第2
原発差し止め訴訟」提訴へと実り、また、福島では、「福島原発事故の責任をただす!告訴」が
提出されました。
「どうして、これほどの事故を起こしながら、東電や国は検察から取り調べがないの?」という
当たり前の疑問を形に表した福島県民の当然の怒りに、私たちも主権者としての自覚が問わ
れています。

■西山正啓監督のプロフィール
ドキュメンタリー映画作家/福岡教育大学「共生社会論」講師。代表作「しがらきから吹いてく
る風」「ゆんたんざ沖縄」「梅香里メヒャンニ」「ぬちどぅ魂の声」「水俣わが故郷」「米軍再編・
岩国の選択」シリーズ三部作、「ゆんたんざ未来世」シリーズ「チビチリガマから日本国を問う!」
など。

関連情報
Ytubeで西山監督のメッセージ(怒り)を聞くことができます。
http://www.youtube.com/watch?v=fUa14jZpzQ4 
>

今夜は夜ふかし? NHKで必見の番組が続きます…

2013-03-22 13:59:30 | 日記
 未来潮流 科学を人間の手に
  ~高木仁三郎・闘病からのメッセージ~


「さよなら原発かながわ」のML(メーリングリスト)を通して、貴重な情報が届きました。
今夜、原発問題を考える上で必見の番組がNHK:Eテレで相次いで放映されます。
残念ながら深夜枠ですが、ぜひ拡散したいですね。

3月23日(土)午前1時11分(今日22日の深夜25時)
Eテレ・アーカイブス『未来潮流 科学を人間の手に~高木仁三郎・闘病からのメッ
セージ』(1999年放送 74分)

原子力資料情報室の生みの親で、2000年に他界されるまで日本の脱原発運動をリード
した核化学者の高木仁三郎さん。
この番組は1998年、末期がんを宣告された高木仁三郎さんに、半年かけて行ったロン
グインタビューを中心に構成されています。

「もうこれ以上、ごまかして生きるわけにはいかなかった」

NASAに招聘されるなど将来を嘱望されながら、エリート科学者の道を捨て、「市民科
学者」を選んだ高木さんが、自らの言葉で自らの人生を語ります。

3・11をへて、ふたたび原発をめぐる状況が混迷するいま、高木さんの言葉は以前
とは違った響きを放っているように感じます。
耳を傾けることが「未来」にむかう道筋をもう一度とらえ直すきっかけになれば幸い
です。(NHK・Xさんからのメール)

追記
22日深夜1時というより、23日午前1時ですね?
その前に22日(金)24時から同じくEテレアーカイブズで「東日本大震災から2年
 東浩紀、梅原猛に会いに行く」1時間がありますね。これも見たいと思っています。
(T&T)

2年経って考えたこと(トクトク通信3/21号)

2013-03-21 15:21:25 | 日記
震災から2年が経ちました。
いろんな番組を見たり、報道に触れたりして感じたことがあります。

赤ちゃんが生まれるときに「五体満足で生まれてくれればいい」
と親は願います。
健康な子が生まれて、成長するうちに、いろんな欲が出てきます。
どんな欲かは親によるでしょうけど、
子どもへの期待が高まるのも自然なことなのかな、と思います。

例えば津波にあって、もうダメかも、と覚悟した人が助かったら
「生きててよかった」と、そのときは、ただそう思うと思います。

震災から1週間後くらいのニュースで
「贅沢かもしれないけど、お風呂に入りたい」と言っている人がいました。
命が助かった。
そしたら、やっぱり人はよりよく生きたい、と思うのは自然なことだと思います。
温かいおいしいごはんを食べたいし、
気に入った体に合った服を着たいし、
部屋には気に入ったものを置きたいし、
自由に好きなところに行きたいし。

復興が進んでいない、と感じている人が多いそうです。
住民と行政の意見の違い。
住民同士での意見の違い。
その溝はどうやったら埋まるのでしょう。
当事者でないワタクシたちには、何ができるのでしょう。
(さかえトクコ)


「原発と日本国憲法」のお知らせ

2013-03-21 14:46:07 | 日記
憲法のつどい 2013鎌倉「原発と日本国憲法」のお知らせ

2013年5月31日(金)
7:00~9:00pm(開場6:30)
鎌倉芸術館大ホール 大船駅から徒歩10分
入場券 1000円 高校生以下500円(全席自由)
前売り開始 3月15日(金)

講師 内橋克人 金子勝 落合恵子

入場券購入は、FAX、メール、店頭で
●保育の申し込みは5月21日(火)まで(保育料300円)

〔FAX〕0467-60-5410 0467-24-6577
氏名・住所・電話・FAX・予約枚数を書いてください。
入場予約券(葉書・FAX)をお送りします。
〔メール〕iza@kamakura9-jo.jp
氏名・住所・電話・FAX・予約枚数を書いてください。
返信メールをお送りします。
〔店頭〕
島森書店鎌倉店、松林堂書店、たらば書房、邦栄堂書店
〔問い合わせ〕0467-24-6596

「カンタ! ティモール」のこと知ってますか?

2013-03-20 01:51:18 | 日記
読者の方から編集室にメールが届いていました。
うっかりミスでご紹介が遅れてしまい、せっかくの機会を逃してしまった
のですが、大切な作品、大切な出会い……となる可能性を秘めていますの
で、ほぼそのまま転載いたします。 (ブログ編集室)


ぶんぶんトークの会の皆様

以前あーすぷらざで作品を見させていただきました××と申します。
その節は学びの機会を本当にありがとうございました。
そしてブログ開設のご案内を頂戴し有難うございます。

引越し先の金沢区で昨年「内部被ばくを生き抜く」の上映会を行いました。
今年は「カンタ!ティモール」の上映会を行っています。
小さな娘たちがいるのでこういった活動は頻繁には行わないのですが、出会
う作品から大切な何かを毎回もらいます。
ぶんぶんトークの会の皆様のお陰で上映会を開くことにより平和の輪をひろ
げるのだ、という思いを抱けたのだと思います、有難うございます。

「カンタ!ティモール」は3・11以後の日本人の生き方のヒントになるよ
うなステキな作品です。
もしよろしければブログに情報をupしていただけたら嬉しく思い、メールい
たしました。
一度「カンタ!ティモール」のHPをごらんになってください。
それにしても作品のよさを伝え、作品と人のご縁をつなげるのは本当に難し
いです。
皆さんのアクティビティ、本当に尊敬しております。

以下上映案内です。
地球の上で生きる友達の声、聞こえていますか?
「カンタ!ティモール」自主上映会

日時:3/16(土)11-13時ほか
  上映時間:110分 定員15名 託児なし
 注)暴力の描写が含まれるため12歳以下の鑑賞はできません

会場:アサバアートスクエア
 横浜市金沢区金沢町205
 TEL:045-783-9705
京急・文庫駅から徒歩10分 バス柴町行称名寺下車
 HP:www.kazukoasaba.org/asq.htm

「ねぇ仲間たち。ねぇ大人たち。
僕らのあやまちを、大地はしっているよ。」
歌はこう始まっていた。東ティモールで耳にした、ある青年の歌。
直接的な言葉を歌えば命に危険が及ぶインドネシア軍事統制下にひっそりと
歌われた歌だった。日本帰国後もメロディが耳に残って離れない。
作者は青年を探す島へ戻る。
そして一つの旅が始まった。
音楽が溢れる、命のストーリー。
笑顔のチカラと私たちのミライ。

1999年までの24年間で人口の3分の1を失うという、狂気のような殺
りくを受けた東ティモール。消えない悲しみを抱きながら、許すという選択
をした人々の姿が、美しい音楽とともに綴られる東南アジア、東ティモール
を舞台に、大地とのきずなを描くドキュメンタリー。
「カンタ!ティモール」公式HP:ahref="http://www.canta-timor.com/">


◆編集室注
シナリオ/編集/監督:広田 奈津子
1979年愛知生まれ。南山大学スペイン語科卒。環太平洋の先住民に関心を寄せるうちに、東ティモールに出会う。2002年に同国を訪れ、アレックスの歌を耳にする。2003年、再びアレックスに会い、彼の歌を追いかけた旅が本作品となった。初作品。
="http://www.youtube.com/watch?v=Gv7-cPNusUc">


好中球(トクトク通信3/18号 みっつめ)

2013-03-18 16:35:45 | 日記
好中球(こうちゅうきゅう)とは、白血球の一種だそうです。
先週「放射能が気になるお母さんたちのお茶会」に参加したときに
初めて聞きました。
首都圏の子どもの好中球が減少しているそうです。
西の方に保養に行ったあとは増えるのだそうです。
減っていても、見た目は元気なのだそうです。

肥田舜太郎さんによると、日本中で内部被ばくしていない人はいない
ということですから、やっぱりそうか、と思いましたが。
子どもが小さいほど、お母さんたちの心配は深刻です。
(さかえトクコ)