ぶんぶんトークの会 ~横浜市栄区で脱原発に向けてあらゆる方法を勉強し話し合い行動する会~

本郷台の「SAKAESTA」で毎月第3日曜日に定例会を開いてきましたが、都合により当分の間、会合を見合わせています。

関連ニュース:九条俳句裁判控訴審

2018-05-18 23:27:04 | ニュース
<九条俳句訴訟>
掲載拒否は違法、東京高裁で控訴審判決 
不公正な取り扱い指摘、掲載請求は棄却 


18日、東京高裁で開かれた「九条俳句裁判」控訴審は第1審のさいたま地裁に続き原告が勝訴。
白井史子裁判長は被告のさいたま市に対して慰謝料5000円を支払うよう命じた。
NHKが午後7時のニュースで報じたものの、他局の報道番組では全く取り上げず、明日19日の
朝刊での扱いも期待薄?のため、とりあえず埼玉新聞のWEBニュースを全文転載します。


 さいたま市大宮区の三橋公民館が2014年6月、同公民館で活動する句会会員の女性(77)が詠んだ俳句「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」の公民館だよりへの掲載を拒否したのは、表現の自由を保障した憲法21条に違反するなどとして、市を相手取り作品の掲載と慰謝料200万円余の支払いを求めた国家賠償請求訴訟の控訴審判決が18日、東京高裁で開かれた。白石史子裁判長は「女性の思想、信条を理由に他の俳句と異なる不公正な取り扱いをし、女性の人格的利益を違法に侵害した」「掲載しなかったことに正当な理由はなく、国家賠償上違法」として、市に賠償を命じた。賠償額は一審のさいたま地裁判決の慰謝料5万円から5千円に減額した。掲載請求は一審に続いて棄却した。

 判決理由で白石裁判長は、俳句を公民館だよりに掲載する際、句会や作者の名前が明示され、「直ちに三橋公民館の中立性、公平性、公正性を害するとはいえない」と指摘。「意見の対立があることを理由に、住民の学習成果を掲載から排除することは、他の住民の学習成果の発表行為と比較して不公正な取り扱いとして許されない」と述べた。

 その上で「思想、信条を理由として不公正な取り扱いをした公民館職員らの故意過失も認められる」とした。

 判決などによると、「梅雨空に」の俳句は、句会会員でさいたま市大宮区の原告女性が東京都内に出掛けた際、雨の中でデモ行進する女性たちに共感した思いをつづったもの。句会が公民館だよりに掲載する句として選出したところ、公民館が「世論を二分する題材を扱っている」「公民館の考えであると誤解を招く」などとして掲載拒否した。

 一審のさいたま地裁判決は「職員の不公正な取り扱いで、原告の利益である掲載の期待が侵害された」として、市に慰謝料5万円の支払いを命じた。これに対し、市は判決を不服として控訴。原告側も掲載などを求めて控訴した。

 さいたま市の清水勇人市長は「今後、判決内容を十分精査し、対応を検討したい」とのコメントを発表した。

協賛イベント報告

2018-05-09 00:06:49 | ニュース
憲法カフェ盛況でした 4・26 会場にあふれた講師&参加者の熱気

4月26日(木)夕、未来塾栄教室を会場にして開かれた「憲法夕(ゆう)カフェ@横浜・栄」から早や2週間。
連休ボケ(笑)やら何やらですでに「六日の菖蒲(あやめ)」状態なのですが、ぶんぶん久々の協賛(後援)イベントでしたので、遅ればせながら簡単にレポートを。


多様なイベントや集会が重なるゴールデンウイーク直前の週末の夕刻とあって、4・26カフェ開催を企画した実行委メンバーは募集定員30名という小規模の集まりが前日までに予約で満席になったとは言うものの、当日の天候によるドタキャンやら、いきなり来訪による参加者受け入れの可否やら……会場が狭いこともあって実際の参加者数の動きにやきもき。
当日の朝になってメールや電話で空席を尋ねる方の参加もあって、受付開始直後の4時半過ぎには用意した40名を超える参加者で超満員の状態となりました。

 
講師の太田啓子さんはほぼ80分にわたりパワーポイントを使って憲法をめぐる状況、改憲の動き、憲法カフェの歩みなどについて熱弁をふるいましたが、とりわけ好評だったのは立憲主義がわかる憲法の入門書として話題の『檻の中のライオン』をベースとした説明。

  
そもそも憲法は「権力をしばるもの」なのですが、今の改憲論の主流はアベコベ……というわけで、憲法を「檻」に、権力を「ライオン」にたとえ、ライオンの縫いぐるみを使いながらの熱演でした。なお「夕(ゆう)カフェ」とあって、休憩タイムにはワイン、コーヒー、紅茶とクッキーなどを飲みながら、あっという間に閉会予定時刻となり、Q&Aタイムが少なかったのがやや残念でした。

追記
太田さんは5月2日(水)付け朝日新聞朝刊のオピニオン&フォーラム(耕論)ページでも対論者の一人として大きく紹介され、改憲への世論の動向とは別に“数の暴力”で進みがちな改憲論議に一石を投じています。詳しくは同紙のHPをごらんください。https://www.asahi.com/articles/DA3S13476769.html