ぶんぶんトークの会 ~横浜市栄区で脱原発に向けてあらゆる方法を勉強し話し合い行動する会~

本郷台の「SAKAESTA」で毎月第3日曜日に定例会を開いてきましたが、都合により当分の間、会合を見合わせています。

同調圧力に風穴を開ける(トクトク通信8/19号)

2014-08-19 06:59:21 | 日記
夏休みも残り少なくなってきました。
先週、子どもと図書館へ行きました。読書感想文のための本を借りに行ったのです。
私も、借りてきました。

「僕のお父さんは東電の社員です」
この本は、出た当初、新聞の書評欄で見ましたが、読んだことはなかったので借りてきました。
お父さんが東電の社員であるゆうだい君(仮名)の手紙が、毎日小学生新聞に載ったところから始まります。
というか、ゆうだい君の手紙は、その前に毎日小学生新聞の「ニュースの窓」に載った
北村龍行さん(元毎日新聞記者・論説委員)の「東電は人々のことを考えているか」という文章への反論なので、
そこから始まっている、と言えるかと思います。

ゆうだい君の手紙に対して、あらゆる年代の人(小2~おとな)からの反響の手紙がほぼ半分。
後半は森達也さんの文章です。
この、森達也さんの文章が、とてもわかりやすいと思いました。
電気って何?という問いから、発電のしくみ、原発ができた頃の時代背景、
水俣病、ナチスドイツ、イェール大学で行われた実験、
など、話は展開します。

原発のこと以外にも、世の中たくさんの問題がありますが、
「おかしい」と思ったら「おかしい」と言う。
これを身近なところからやっていく。
そういう人が増えれば、なにか流れを変えていけるんじゃないかな、と思います。
ということで、実践しています。
少しの勇気が必要ですが、やってます。
(さかえトクコ)


川内原発再稼動問題

2014-08-12 01:44:11 | 日記
川内原発再稼動に異議あり! 火山学の専門家が規制委の「合格証」を疑問視

8月5日付けの産経新聞によれば、原子力規制委員会による安全審査の事実上の「合格証」となる審査書案が了承された九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)について、九電は5日、建物や機器の詳細設計をまとめた「工事計画認可」の補正申請書の提出が早くても9月末となることを明らかにしました。このため地元の同意や運転前の検査などにかかる時間を考えると、再稼働は今冬以降にずれこむ可能性が高くなったようです。

しかし実は川内原発の再稼動については、そうした手続き上の問題以前に根本的な批判の声が高まっています。
「週刊東洋経済オンライン 8月10日号」もその一つ。

原子力規制委のゴーサインに対して火山学の専門家から疑問の声が上がっているとし、気象庁の火山噴火予知連絡会の会長をつとめる藤井東大名誉教授へのインタビュー記事を特集しています。以下、その冒頭部分です。


規制委の火山リスク認識には誤りがある 
週刊東洋経済オンライン 8月10日号

川内原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に向けて、事実上のゴーサインを意味する原子力規制委員会による適合性審査書案の内容に、火山学の専門家から疑問の声が上がっている。気象庁の火山噴火予知連絡会会長を務める藤井敏嗣・東京大学名誉教授(環境防災総合政策研究機構専務理事)もその一人だ。

藤井氏は「原発の運用期間に、(南九州地区の火山による)巨大噴火が起こる可能性は低い」としている、九州電力や規制委の認識には「科学的根拠がない」と指摘する。「巨大噴火の予知は現在の研究レベルでは不可能」とする藤井氏に、川内原発をめぐる火山噴火リスクの見方について聞いた。

――川内原子力発電所に関する再稼働審査では、火山の噴火リスクが大きな注目点になりました。
原子力規制委員会は自ら策定した「原子力発電所の火山影響評価ガイド」(以下、火山ガイド)に基づいて、カルデラ噴火のような巨大噴火(破局的噴火)による「設計対応不可能な火山事象(=火砕流)」が原発の運用期間中に影響を及ぼす可能性を検証したうえで、「その可能性は十分に小さい」とする九州電力による評価は「妥当である」と審査書案で述べている。しかし、大多数の火山の研究者の意見は、「可能性が大きいとか小さいとかいう判断自体ができない」というものだ。 

以下略。詳しくは同誌のHPをご覧ください。


★★★★★★☆★★★★★★☆★★★★★★☆★★★★★★☆★★★★★★☆★★★★★★

川内原発 何が問題か!   17日にミニ報告会を開きます

「ぶんぶんトークの会」は17日(日)午後開く8月例会で、6月に行なわれた鹿児島現地での再稼動反対集会に参加した会友の新井克己さんによる現地報告と、川内原発をめぐる最新の動きについての報告会を行ないます。(参加自由です)
新井さんは元原発建設関連技術者で東海第二原発差し止め訴訟の原告でもあります。

 と き 8月17日(日) 午後4時~ *注:例会は毎月第3日曜日の午後3時~
 ところ ぷらっと栄(さかえ区民活動センター) *JR本郷台駅前の横浜銀行ビル3階
       電話045-894-9900



「ヒバク」について語り継ぐ 8・6の夜に…

2014-08-07 00:09:11 | 日記
映画「アオギリにたくして」上映会のお知らせ

8・6ヒロシマの夜、7日(木)午前0時からのNHKテレビ《時論》は「被爆を語り継ぐ」と題して
映画「アオギリにたくして」について紹介していました。

被爆と被曝。漢字表現こそ異なれ、69年目を迎えた8・6の夜の番組として、福島原発による
ヒバク事故と重ね合わせ、あらためて核エネルギーの非人道性を語る番組として注目しました。

映画はあいにく未見だったので自主上映の動きなどをチェックしてみると、残念、3日(日)に
「あーすぷらざ」で上映されていたのですが、渋谷の「ユーロスペース」で15日まで上映中の
ほか、見逃しそうな方には今月末に逗子市で講演と映画の集いが開かれることがわかりました。

  

次世代へ伝えたい平和のメッセージ「ずし平和デー」  
 〜見て 知って 考えてみよう〜69年前の夏・・・原爆・戦争
 ===中学生と語る平和と未来====
 ピースメッセンジャー広島派遣報告と映画「アオギリにたくして」

◎日時:2014年8月23日(土曜日)
・13:30〜2014年ピースメッセンジャーによる広島派遣報告
・14:00〜映画「アオギリにたくして」上映
・16:00〜会場の皆さんと語り合う時間
※上映後、映画プロデューサー中村里美さんをお迎えして制作秘話をうかがいます。

◎会場:逗子文化プラザなぎさホール
◎市公式「逗子市ピースメッセンジャー」
※参加者に社会参加・市民活動ポイントZenを配布します。
  
※手話通訳、要約筆記、託児をご希望の方は、8月13日(水)までにお申し込みください。
(申込み・問合せ先)逗子市秘書広報課秘書係
(電話)046‐873‐1111 内線306
(ホームページ)http://www.city.zushi.kanagawa.jp/syokan/hisho/08index.html
◎主催:逗子市


映画「アオギリにたくして」のこと(作品解説)
「アオギリの語り部」と呼ばれ、広島平和記念公園にある被爆したアオギリの木の下で子どもたちに被爆体験を語り続けた被爆者の故・沼田鈴子さんをモデルに、原爆で片脚を失い、婚約者にも戦死されてしまった女性が、絶望のどん底から這い上がり、平和の語り部として生きる決意を抱いていく姿を描いた人間ドラマ。広島で被爆したアオギリの苗を植樹する活動を広めた田中節子という女性に興味を抱いた雑誌ライターの片桐千草は、取材中に知り合った節子の妹から節子がつづった日記を預かるが、そこには原爆で脚を失った女性の苦しみが克明に記録されていた。