ぶんぶんトークの会 ~横浜市栄区で脱原発に向けてあらゆる方法を勉強し話し合い行動する会~

本郷台の「SAKAESTA」で毎月第3日曜日に定例会を開いてきましたが、都合により当分の間、会合を見合わせています。

原発にどう向き合うか 衆院選を終えて-1

2014-12-23 11:02:29 | 日記
30年内「震度6弱予測78%」の衝撃!  

先の衆院選では原発の再稼動問題は主要な争点とならず、原発立地選挙区でも続々と自公政権擁立の候補が
当選。
で、19日には政府の地震調査委員会による激震発生の予測地図が公表され、われらが横浜は66%から78%へ
と一気に確率が高まり、もはや震災被害への備えは待ったナシなのですね。


 
  東京新聞 12月20日

しかも同じ日に京都の舞鶴市が原発事故があった際に甲状腺被ばくを抑える安定ヨウ素剤の事前配布を始めた、
というニュースも流れました。

関西電力の高浜原発(福井県高浜町)の半径5キロ圏内で暮らす市民が対象というのですが、これって「備えあれ
ば憂えナシ」どころか、いよいよ原発事故による「危険を意識せざるを得ない」(20日付け東京新聞の記事で、
ヨウ素剤を受け取った市民のコメントから)ということ?

衆院選にどう向き合うか 直前アピール

2014-12-13 13:45:27 | 日記
映画「日本と原発」横浜で初上映へ 新春、争点隠し後の社会状況に一石を投じます

いよいよ明日12月14日は衆院選の投票日。
あいにく全国的に寒波の到来で、北海道や東北、北陸、山陰などでは大雪の予報が出ている上、「争点隠し」あるいは「争点ナシ」などとメディアが書き立てることもあって有権者の関心は総じて低く、投票率が戦後2番目に低くなりそうだとか。

となると組織票に支えられた自民・公明・共産以外の党は苦戦を強いられ、結果的に「脱原発」への動きもまた先の見えない混迷状況に陥るかも? 

しかしながら投票にあたっては、アベノミクスの功罪ウンヌンではなく、ぜひ「原発」に関する基本姿勢を問い、脱原発派か否かを基本的な選択肢に加えてほしい……というのが「ぶんぶん」の願い。

というわけで目下プロジェクトチームが動き出した映画「日本と原発~私たちは原発で幸せですか?~」の横浜初めての自主上映会についてのお知らせを。






なぜ、弁護士がドキュメンタリー映画を作らねばならなかったのか?
上映会の主催は横浜実行委員会で、「ぶんぶん」は協賛団体の一番手に名乗りをあげ、遅ればせながら選挙後、福島原発事故を引き起こした背景、エネルギー政策のウソと真実などなど、各地の脱原発裁判において果敢に闘いを挑んでいる辣腕弁護士である河合弘之弁護士が自らメガホンをとった映画の上映運動を通して、衆院選で問われなかった(?)原発再稼動の是非をめぐって広く横浜市民に訴えていきます。

「鼻をつまんで投票」 ――衆院選にどう向き合うか:番外編

2014-12-08 11:59:55 | 日記
東京新聞のコラムから引用します。


「鼻をつまんで投票」  山口二郎(法政大学教授)

 注:イメージ写真(コラムとは別です)

 小選挙区制が採用されて久しいが、いまだに日本人はこの制度における投票の仕方を身につけていないようである。

 小選挙区制では、三位以下の候補者の当選可能性は極めて低くなる。だから、どうしても候補者の数が限定される。たくさんの選択肢がある比例代表制とは選ぶ基準も異なるのが当然である。

 そもそも、自分の考えと百パーセント一致する政策を掲げる候補者を見つけることは不可能である。小選挙区で選ぶ基準は、ベスト(最善)を探すことではもちろんないし、ベター(より良い)を見つけることでさえない。悪くないものを見分けること、あるいは最悪ではないものを見極めることである。

 有権者はそれぞれ脱原発など、最も重視する政策争点をもっているであろう。それに照らして、自分が最も起こってほしくないことを回避するために、最悪の政策を進めようとする候補者を最も高い確率で落選させることにつながるよう、投票先を決める、これが小選挙区における選択の仕方である。

 したがって、日ごろ自分が快く思っていない政党の候補でも、最悪の候補の最有力対抗馬であれば、鼻をつまんでそちらにいれるべきである。

 その臭いがたまらないという読者は、私にご一報ください。鼻をつまむための強力な洗濯ばさみを進呈します。

 ■□続報□■  12.10 03:05

4日後に迫った衆院選に「どう向き合うべきか」についての山口二郎教授のアドバイスは、山口さんの学問の師である丸山真男の「政治においては、最善を選ぶ選択ではなく常に悪さ加減の選択があるだけだ」という言葉に拠るのですね。

で山口さんは「悪さ加減の選択に習熟しなければ日本の民主主義にとって取り返しのつかない破滅を引き寄せることになる」と、今回の選挙における“鼻つまみ行動”のススメの由来について、「05年のイギリス総選挙で、労働党シンパのジャーナリスト、ポリー・トインビーが、イラク戦争などブレアの失政は明らかだが、ここは鼻をつまんで労働党に投票しよう、希望の方には鼻をつまむ洗濯ばさみを進呈すると呼びかけていたのを思い出す。それが小選挙区で政党政治を営んできたイギリス人の知恵である」と紹介しています。(『世界』2015.1月号)

というわけで、早期の原発再稼動にNOの声を届けるために、悪さ加減の選択のご用意を! 山口教授に代わって洗濯ばさみのサンプルを用意しました!(M&M)

   

衆院選にどう向き合うか 討議資料:3

2014-12-01 19:07:32 | 日記
残念無念 脱原発の応援の雄、ガンで死す 追悼:菅原文太さん

一世を風靡(ふうび)したヤクザ映画の大スターだった健さん(高倉健)に続いて、菅原文太さんが11月28日に亡くなっていたのですね。
愛称は文太兄い、また文ちゃん……。
「ぶんぶん」のブンとは関係ないけれど、NHKはじめ多くのメディアがその死を大きく報じたのですが、実は意外?にも産経ニュース
が「脱原発」「リベラル」との見出しで。「原発回帰NO」の願いを込めて、ブンちゃんのことを記録にとどめておきます。


  

菅原文太さん死去】 2014.12.1 17:16更新

 「仁義なき 脱原発?」 凶暴なアウトローは実は超リベラルだった… 
 ドスを効かせて「平和」説く


 転移性肝がんのため28日に死去した俳優の菅原文太さんは、「仁義なき戦い」シリーズなど数多くの映画に出演し、日本の映画界に大きな足跡を残したが、そのアウトローな役柄と違って、思想的には超リベラルだった。生活の党の小沢一郎氏らと親交が深く、安倍政権批判を繰り広げていた。
 菅原氏は、生活の党代表、小沢一郎氏、民主党の松本龍元環境相、元国民新党代表の亀井静香氏らと古くから親交があった。
 被災地に近い仙台市出身ということもあり、平成23年3月の東京電力・福島第1原発事故以後、「脱原発」の姿勢を明確にした。
 24年11月には、夕刊フジのインタビューで、政治団体「いのちの党」の結成を公表。脱原発の立場で講演会活動などを積極的に続けた。24年12月の衆院選を前に嘉田由紀子・前滋賀県知事が小沢氏らと結成した「日本未来の党」の賛同者にも名を連ねた。
 また、この衆院選では、福岡1区で出馬し、落選した民主党の松本龍氏の個人演説会で応援演説。「憲法を変えるとか、国防軍を作るなんて言っている敵の自民党に投票したらダメだよ。松本龍を男にしなきゃいかん」とドスを効かせて「平和」を訴えた。
 今年2月の都知事選でも、「脱原発」を掲げた元首相の細川護煕氏を支持し、浅草や銀座などで街頭演説に立った。「敵の陣営は『仁義なき戦い』だが、あれは俺の専売特許だ。われわれは『仁義ある戦い』をしている」などと「文太節」を披露し、脱原発派の喝采を浴びた。


■妻文子さんのコメント(全文)
東映が1日、妻の菅原文子(すがわら・ふみこ)さんのコメントを発表したので、ついでに載せちゃいましょう。
(写真は著作権の都合で省略します)


七年前に膀胱がんを発症して以来、以前の人生とは違う学びの時間を持ち「朝に道を開かば、夕に死すとも可なり」の心境で日々を過ごしてきたと察しております。
「落花は枝に還らず」と申しますが、小さな種を蒔いて去りました。一つは、先進諸国に比べて格段に生産量の少ない無農薬有機農業を広めること。もう一粒の種は、日本が再び戦争をしないという願いが立ち枯れ、荒野に戻ってしまわないよう、共に声を上げることでした。すでに祖霊の一人となった今も、生者とともにあって、これらを願い続けているだろうと思います。
恩義ある方々に、何の別れも告げずに旅立ちましたことを、ここにお詫び申し上げます。