ぶんぶんトークの会 ~横浜市栄区で脱原発に向けてあらゆる方法を勉強し話し合い行動する会~

本郷台の「SAKAESTA」で毎月第3日曜日に定例会を開いてきましたが、都合により当分の間、会合を見合わせています。

原発再稼動 裏の裏

2016-02-02 01:14:57 | 日記
甘い汁? 甘い罠?  原発再稼動めぐるカネの流れ

関西電力が高浜原発3号機の原子炉を再稼動させた1月29日の朝刊トップを飾ったのが安倍内閣の主要閣僚であり政権の屋台骨を支える3人衆の一人という甘利経済再生相の辞任劇。

週刊文春によるURをめぐる「口利き疑惑」報道が引き金になったというのですが、菓子折りとともに渡された現金50万円など多額の現金については政治資金規正法にのっとり「適正に処理」し、違法性を否定したとか。

甘利さんは神奈川県選出の有力議員なので、あらためて浮上した「政治とカネ」の問題がこの夏行われる参院選にとって大きな争点になるのでしょうが、ここでは安倍内閣あるいは今回の現金授受疑惑問題、また選挙などについてはとりあえずスルー。

でも、例えば「甘利経済再生相が辞任」「政権の柱 突然の退場」「政治とカネ 根深く」等々、1面トップの大見出しはじめほぼ全面で仰々しく辞任劇を報じた朝日新聞が、原発再稼動問題については社会面の片隅の3段記事で小さく「高浜原発、きょう再稼動」と報じただけなのは何とも不可解なのですね。

なぜって……? 
実は昨夜、脱原発運動ルートで「原発とカネ」をめぐる調査報道のスクラップが届き、その主役が何とこの甘利経済再生相。(しかも同じ朝日新聞!)
政治とカネの問題について報じるなら、違法性ウンヌンはさておき「原発とカネ」の深~い関係について、まず触れてほしかった!

  

この記事に続き、記者は「電力業界との金のつながりを伏せたまま再稼動を訴えても説得力はない」と書いているのですが。

  

原発事故からまもなく5年。メディアは政治権力や原子力村の暴走そして隠蔽体質・腐敗を厳しく監視してほしいですよね。

注:「調査報道」とは?(ウイキペディアから抜粋)
あるテーマ、事件に対し、警察・検察や行政官庁、企業側からの情報によるリーク、広報、プレスリリースなどからだけの情報に頼らず(これを中心情報とする報道は発表報道)、取材する側が主体性と継続性を持って様々なソースから情報を積み上げていくことによって新事実を突き止めていこうとするタイプの報道。

日本の官公庁などに記者クラブがあるため、大手マスコミが発表報道に陥りやすく、調査報道をしようとするフリージャーナリストが取材活動しづらいと指摘されている。