２０１６ 原発の無い社会をめざして

　　　　　　　明けまして
　　　おめでとうございます

東京電力福島第一原発事故からまもなく５年。九州電力川内
原発１・２号機、四国電力伊方原発３号機、そして関西電力
高浜原発３・４号機など、政府＆原子力村による「安全神話」
の復権、原発回帰の動きは急ピッチです。

福島原発神奈川訴訟の全面支援はじめ、私たちは「原発の無
い社会」をめざして２０１６年も様々な活動を繰り広げていきま
す。本年もよろしくお願いいたします。

　　　　　　

　　安全と住民の不安を置き去りにした避難指示区域図

１２月例会（緊急）のお知らせ

定例会の会場、変わります　２０日は本郷地区センターへ

暖冬のうちにも厳しい社会状況下、今年も余すところ２週間足らず
となりました。
さて１２月の例会は２０日（日）午後３時～５時、いつもの栄区民活動
センター「ぷらっと栄」（横浜銀行３階）を離れ、本郷地区センター２階
の会議室で開きます。
なおこの日は引き続き大船で今年最後の懇親会（忘年会）を開きます。
会員に限らずビジターの参加も大歓迎ですので、例会＆忘年会を覗い
てみませんか？　

日々感じること（トクトク通信１２/１３号）

ワタクシの敬愛する是枝監督が、自身のブログに長文の「私見」を載せた、と
今日の神奈川新聞に載っていました。
http://www.kore-eda.com/
１１月７日、１１月１７日のものだと思います。

インドに原発を売り込もうとしたり、
来年の参院選は維新と組んですごいことになりそうだ、という週刊誌の見出しがあったり。
新聞読むのもつらい。

スターウォーズは宣伝しすぎじゃないですか？
（さかえトクコ）

ぶんぶん日曜サロン余話：Ｖｅｒ．２

『首相官邸の前で』上映の後先　～脱原発の流れ加速に向けて～　

１１月２９日（日）、昼下がりのアースプラザで開かれた「ぶんぶん」主催の『首相官邸の前で』上映とトークの集い。
キープできた会場は広い部屋ながらなぜか定員が３６名とあって早々と予約で一杯となってしまい、当日は実行委メンバーのうち数名は“椅子取りゲーム”もどきに椅子を確保できず立ち見状態……という嬉しい反響でした。

師走前の横浜の片隅の、小さな市民グループの呼びかけから生まれたささやかな「トークシェア」。
でも、安倍政権下で進む原発再稼動への動き（濁流！）の底にはこうした清流もまた枯れずに流れているということを実感できる元気で実りあるサロンでした。

さてそんなわけで、「日曜サロン」の簡単レポートと併せ８日付けの神奈川新聞。評判の長期連載「時代の正体―民主主義考」の記事を紹介します。
映画を製作し、各地で開かれる自主上映会に積極的に足を運び、脱原発そして民主主義への動きの同伴者として社会へのコミットを促す小熊さんの地道な活動が大きく取り上げられています。

　


■１１．２９「ぶんぶんトーク日曜サロン」から　

上映後、紅茶を飲みながらのトークシェアには３０名が参加。１２名の方から寄せられたアンケートへの回答をどーんと一挙公開します。

１．映画の感想
　・映画では、民意の勝利のように終わっていたが、色々なシンポジウムや勉強会に参加してみて、国民が声をあげることが許されない世の中になるのではないかと心配です。
　・３．１１～現在の原発関連の流れがよく見えるようになり、有意義でした。
　・何回か私も行きましたが、この力が表に出て来ないのがくやしいですね。
　・現象的には結構です。但し、事故を起こした原因は基本的には技術的なお粗末さを再度作成されたし。
　・なかなか自分では実現できない大きな力に圧倒されました。
　・素晴らしかった！　ただ、何回も途切れるのが非常に残念でした。
　・この国の背負っている問題をよく描き出していると思いました。放射能に対しての医学的知識、化学的知識、情報を集める大切さは、本当に危険なことは知らせない政府の態度、メディアの体質。怒りの表現方法を知らない、わからない、処理できない日本人、いろんな問題を感じました。
　・原発稼働反対の官邸前の行動が記録としてよく理解できた。こんな映像記録は参考になる。
　・反原発運動が今日のデモクラシーを生み出したことがよくわかった。
　・これだけのデモが続いていたのに、なぜもっと報道されないのだろうか？メディアに政治的統制が働いているのだろうか？
・インターネットに弱い私たちの世代７０～８０代の人がデモの代わりに自分の意思を伝える方法は？
・こんなにすごい運動が行われていらとは知りませんでした。それなのに報道されなかったとは！２０１３年の９月に１度だけ行ったことがあります。その時、小熊さんが通りかかりました。

２．トークの会の感想
・小さいグループで話すのはいい方法だと思います。テーマもすべて興味がある分野です。
・私のグループに、初めてこのような活動に夏ごろから参加した若い方がいて、少しずつ広がりが見られてよかったと思う。
・現在が限界だと思います。
・時々参加させていただきますが、皆さまご多忙なのに細やかに進行してくださり、感謝！
・みなさん、問題意識をもっておられる方が多いので刺激され考えさせられました。
・熱心な会だと思った。マイクを使ったほうが説明など、皆が集中できる。

注：パソコンとの不具合から当日はＤＶＤが何度も途切れ、ブーイングこそなかったもののとりわけ終盤のミュージック・シーンの迫力がイマイチで実行委の映写担当は冷や汗をかいていました。

明日夜！ 必見ＴＶ番組ガイド

夢の原子炉「もんじゅ」の顛末　８日「クローズアップ現代」に注目！

「さよなら原発：神奈川」のメーリングリストを通じて注目すべき番組の案内が届きました。
番組自体の存続が危ぶまれているとのウワサもある「クローズアップ現代」ですが、明日は
福井放送局発で「夢の原子炉」をめぐるうつつ（現実）のレポート。必見です。
ＮＨＫ福井放送局の藤田記者からのご案内です。
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急ですが、きょうは福井発の「クローズアップ現代」の放送のご案内です。

あす１２月８日　夜７時半～８時　クローズアップ現代は
「どうなる夢の原子炉　もんじゅ“失格”勧告の波紋」です。

資源小国・日本にとって“夢の原子炉”と言われ、発電しながら燃やした
以上の核燃料を生み出す高速増殖炉。その原型炉「もんじゅ」が揺れている。
11月、原子力規制委員会は文部科学大臣に対して、運営組織の日本
原子力研究開発機構はもんじゅを安全に運転する「資質を有していない」
として別の運営組織を明示するよう勧告。
国費１兆円を投じながらも事故や点検漏れ、規定違反などを繰り返して
きたもんじゅが、いま大きな岐路に立っているのだ。

規制委による勧告が投げかけた波紋から、日本の原子力政策を見つめる。
http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/#3745

福井県には、全国最多の原発が集中しており、このうち高浜原発が来月の
再稼働をめざしていて、それに関連する様々な動きを取材しているところですが、
今回は、敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」の問題で、番組を制作しました。

８日は、「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故からちょうど２０年の日にもあたります。
当日の福井ローカルの「ニュースザウルスふくい」でも、くわしくお伝えする予定です。
さらに、１０日のクローズアップ現代も福井発です。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

藤田美和子（ＮＨＫ福井放送局放送部）　
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