話題のドキュメント映画『首相官邸の前で』上映&トークの会を開催します
「私は、この出来事を記録したいと思った。この映画の主役は、映っている人びとすべてだ」
――小熊英二監督は、語ります。
覚えていますか? 2012年夏、東京。
約20万人の人々が、国会議事堂に並び立つ首相官邸前を埋め、福島原発事故後の原発政策に抗議する声をあげました。
でも、この日の、この夏の運動の全貌が広く報道されることも、世界に知られることもありませんでした。
そして、首相官邸内外の権力者たち……政・財・官のトップリーダーたちはいま、原発依存・重視のエネルギー政策の復権を図り、着々と実績?を積み重ねています。
福島原発事故後、メディアを通じた発言はじめ積極的に脱原発の運動にかかわってきた慶応義塾大学教授の小熊英二さんが「脱原発」と「民主主義の危機」に直面する中で、みずからメガホンをとり、現代日本に実在した「希望の瞬間」の歴史を映像に記録しました。
映画は脱原発をめぐる動きの記録映画ですが、「首相官邸前に人々が集まったのは脱原発と民主主義の危機への共通の思いからだった」という観点から描かれ、安保法制問題をも含め私たちや隣人たちの今後の行動全般についての問題提起の作品となっています。
10月9日(金)の夜、関内駅近くの特設会場で開かれた作品の試写と小熊監督を迎えてのトークイベントに参加したぶんぶん有志の発案を受けて、急遽11月29日(日)午後、あーすプラザで作品の上映&トークの会を開くことになり準備作業がスタート、明日には実行委が開かれます。
あいにくキープできた会場が狭いため募集定員は限られるのですが、日程と参加申し込みなど詳しい開催案内は本ブログのガイダンスにご注目!