小学校 赤字は今回レポート
鵡川町(2006年・むかわ町を新設)
- 鵡川町立鵡川小学校(2004年新設の鵡川中央小へ統合)
- 鵡川町立春日小学校(同上)
- 鵡川町立田浦小学校(同上)
- 鵡川町立二宮小学校(同上)
- 鵡川町立花岡小学校(同上)
むかわ町
- むかわ町立生田小学校(2010年むかわ町立鵡川中央小学校へ統合)
- むかわ町立宮戸小学校(2023年鵡川中央小へ統合)
旧鵡川町は胆振地区にあり平取町の西隣で南北に長い町である
2006年に旧穂別町と合併し「むかわ町」になったので縦長になった。
鵡川は「ししゃも」の産地として有名である
閉校は旧鵡川町時代とむかわ町になってからも閉校になっている
今回は平取から札幌へ帰るルート沿い、もしくは近くにある閉校だけ訪問したので、再度の訪問が必要だ。
「旧むかわ町立宮戸小学校」
開校:明治40(1907)年
閉校:令和5(2023)年
校舎:昭和63(1988)年竣工 体育館は平成2年竣工
むかわ町宮戸280-2
旧宮戸小学校は宮戸地区の国道225号線と道道74号線に挟まれた場所にあった。
国道側から来ると大きな校名の表示、新一年生の表示があり
校名プレート付の校門がある
そこは立入禁止になっており、現在の未活用が伺える。
創立から115年で閉校になったのが令和5年、昨年のことだ
昭和63年に新築された校舎はデザイン性があり、当時の子供たちは喜んだことだろう。
閉校からわずか1年でもグラウンドには雑草が見える
数年後には草ぼうぼうになるのは必然だ。
5月には校内に「サクラソウ」が咲くとのこと
敷地内には入れないが、機会があればぜひ見てみたいものです。
覗くとグラウンドやバックネット、遊具も見えた
向かいに建っていた 教職員住宅であろうか
裏側には入れた
体育館がまたお洒落だねぇ これは平成2年に竣工
学校の向かいに水田が広がっていた これも宮戸地区の魅力だね
※2024年5月31日撮影
「旧鵡川町立田浦小学校」現:高齢者生活交流センター「ひだまりの里」
開校:昭和23(1948)年
閉校:平成16(2004)年
校舎:()年竣工
むかわ町田浦251-6
旧田浦小学校の校舎も旧宮戸小学校に負けていない素敵な校舎だった。
鉄筋コンクリート造りの建物に見えるが
木造、一部鉄筋コンクリート造りの平屋である。
現在は高齢者生活交流センター「ひだまりの里」として再活用された。
すでに再活用をされているので、現地に着いたら真っ先に事務所に行き撮影許可を貰った。
誰もいない場所で後からクレームされるより、誰かがいてくれたほうがいい
許可が下りなければ遠くから撮影するしかないしね。
それにしても素敵すぎる
体育館は旧宮戸小学校と窓ガラスのデザインが似ている
門から入るとすぐにある記念碑
よく見ると学校だった名残りがあるよ
門の裏側に落ちていたプレート 旧校門にあったものだろう
※2024年5月31日撮影
「旧鵡川町立二宮小学校」現:生涯学習センター報徳館
開校:大正6(1917)年
閉校:平成16(2004)年
校舎:昭和60(1985)年竣工
むかわ町二宮315-2
二宮地区は旧鵡川町の北にあり、山を挟み穂別町が北隣にある
旧鵡川町でいえば町の外れにある集落だ。
それにしては閉校は平成16年であり、続いた方ではないか
学校は少し高くなった場所にあるので坂道を登って行く
校門は残念ながら見当たらなかったが、校名のある表示(防火漕?)が残っていた。
二宮小学校の校舎もデザイン性がある
鉄筋コンクリート2階建て鉄骨造りである
この感じ いいですねぇ
体育館は奥に続く道があるが、熊を気にして行かず
このポール土台の向こう側には田浦小学校のように校章があったかも…
以前は教職員住宅?
坂道右手の木々の方に二宮像と石碑が二つあった
※2024年5月31日撮影
板張りの木造校舎は存在自体が貴重であるが、外観にデザイン性のある現存校舎は少ない
鵡川町の3校はどこも素敵な校舎であった
昭和の後半から平成前半に建てられた校舎は、機能重視の面白みのない学校とは違う
それは自治体に余裕があった時代だからなのかも知れない
旧鵡川町は終了です。