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オオイタビ・1~若葉台

 稲城市立若葉台小学校の外周壁に生えている「オオイタビ(大崖石榴・大木蓮子)」。クワ科イチジク属の常緑つる性木本で関東地方以西に分布している。茎から出る気根で樹木や岩などを這い上がっていく。3年前にここでは大株に育っていて大きな花嚢がいくつか見られた。そこでまた見に来てみると外壁一面に拡がっていたオオイタビがほとんど刈られてわずかしか残っていない。もちろん花嚢や大きな成葉は見られず幼葉が辛うじて気根を伸ばしているだけ。ここで花嚢が見られるまでに育つのは何年も先だろう。
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アキザキヤツシロラン・10~種子

 ラン科オニノヤガラ属の「アキザキヤツシロラン(秋咲八代蘭)」。関東地方以西の暖温帯の竹林などに生育する多年草で9~10月に直径1.5センチほどの花を咲かせる。花後に茎が伸びて先端にラグビーボール状の果実を稔らせ熟すと縦に裂けて長さ1~2ミリの綿くずのような細かい種子を風に飛ばす。
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ムクロジ・6~葉痕

 ムクロジ科ムクロジ属の「ムクロジ(無患子)」。雌雄同株で6月頃に枝先に円錐花序を出し淡黄色の花を多数咲かせる。葉は50~60センチの偶数羽状複葉でその葉痕は長三角形で3つの維管束痕がある。冬芽には主芽と副芽がある。
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トサミズキ・3~黄葉

 小山内裏公園外周路に植栽されている「トサミズキ(土佐水木)」。マンサク科トサミズキ属の落葉小高木で早春に葉が展開する前に総状花序を付け黄色い花を咲かせる。その葉は卵円形や広円形で長さは5~10センチ。秋に鮮やかに黄葉する。写真は黄葉途上の葉で中央に緑色が残っていた。
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ヒュウガミズキ

 マンサク科トサミズキ属の「ヒュウガミズキ(日向水木)」。石川県~兵庫県の日本海側に分布する落葉低木で「イヨミズキ(伊予水木)」の別名がある。しかし九州や四国には自生は無いとされていて日向(宮崎県)や伊予(愛媛県)の名前が付いているのは不思議ではある。葉身は3~6センチの卵円形で互生する。秋には黄色や橙色に色付くが写真のものは緑色部分もあり面白い色合いになっていた。これは大田川遊歩道のもの。
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ユキヤナギ・1~紅葉

 昨日の冬至に東京で初氷が観測されたが、多摩ニュータウンでもかなり冷え込んで池が凍っているのを確認した。『とうじふゆなかふゆはじめ』のことわざ通り、暦の上では冬の真ん中だが寒さはこれから。しかし冬至を過ぎると少しずつ日脚が長くなり正月頃には日の出が少し早くなるのを実感する。寒くなるのは辛いが少しずつでも昼が長くなるのは明るい気持ちになれる。
 写真は「ユキヤナギ(雪柳)」の紅葉。バラ科シモツケ属の落葉低木で春に雪が積もったような純白の小花をたくさん咲かせる。花期には遠くからでもその存在がわかるが、花が終わるとすぐに忘れてしまう。ユキヤナギの葉は黄色くなることが多いがここ尾根緑道では綺麗に紅葉していた。
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コウヨウザン・1~冬芽

 ヒノキ科(←スギ科)コウヨウザン属の「コウヨウザン(広葉杉)」の冬芽。中国原産の常緑高木で樹高は40~50メートルにもなる。その名前はスギに比べて葉の幅が広いことに由来する。果実は直径4~5センチの球果ヒマラヤスギの果実と同じようにバラの花のように見える。
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ヤマブキ・1~黄葉

 南多摩尾根幹線付近の尾根緑道に植栽されている「ヤマブキ(山吹)」。バラ科ヤマブキ属の落葉低木で北海道~九州の山野に生育している。樹高は1~2メートルで4~5月に鮮やかな黄色い花を多数咲かせる。若い枝は緑色で次第に木質化し灰褐色になる。秋には黄葉し落葉後は緑色の枝で見分け易い。写真は黄葉する途中で緑色が綺麗な模様に残っていた。
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センダン・4~線路脇

 JR中央線から青梅線直通電車が立川駅を出発すると青梅線から一旦離れて西南西に向かい中央線を立体交差で越えて次の西立川駅の手前で青梅線に合流する。このわずか2.1キロの単線は鉄道用語で"短絡線”と呼び頻繁に走る中央線上り線のダイヤを気にせずに運行できる。
 その青梅線短絡線の線路脇で見つけた「センダン(栴檀)」の果実。センダン科センダン属の落葉高木で花期は5~6月。果実は核果で直径1.5センチほど。果肉が少ないためか野鳥には不人気で落葉後も果実が長く残っていることが多い。
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ハゼノキ・7~豊ヶ丘第七公園

 豊ヶ丘第七公園の林縁で美しく色付いている「ハゼノキ(櫨の木)」。ウルシ科ツタウルシ属の落葉小高木で雌雄異株。関東以西の山野に自生しているが、果実から蝋を採取するために栽培されていたものが野生化したものも多い。陽当たりの良い場所では秋に鮮やかに色付くのでその存在に気づかされる。
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