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ムクロジ・7~黄葉

 今日は晦日(みそか・つごもり)。いよいよ今年もあと2日となった。晦日はそもそも三十日の意味だが、その後は月の最終日を指すようになった。小晦日(こつごもり)ともいう。大晦日(おおみそか・おおつごもり)は1年の最後の日を意味するので例えば8月31日は晦日であって大晦日ではない。また晦の字は月相に由来している。簡単に言えば、朔は月が始まる日で、弦、望を過ぎて、晦は月が隠れることを意味する日になる。
 ちなみに大晦日にやってはいけないことは、お飾り(一夜飾り)、大掃除(歳神様を迎えず追い払う)、長時間の煮込み(アク=悪が出る)、餅つき(一夜餅)だそうだ。我が家ではお飾りは28日に付け大掃除は何とか今日で終わり。最近はおせち料理もネット購入で餅つき道具は当然無い。明日は静かに過ごそう。
 写真は鮮やかに黄葉している「ムクロジ(無患子)」。ムクロジ科ムクロジ属の落葉高木で新潟県、茨城県以西の山地に自生する落葉高木。果皮を乾燥させたものが生薬の"延命皮”で強壮や去痰の薬効があり、水に晒して擦り合わすと泡立ち昔は石鹸のように利用した。そのため庭に植えると病に罹ることがないという意味で"無患子”と呼ばれるようになったという説があるが、同科のモクゲンジの漢名の木樂子が誤用されたという説もあり定かではない。葉は8~16枚の小葉からなる偶数羽状複葉で小葉の長さは7~20センチ。
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コダチダリア・1~若い果実

 晩秋から冬に開花する「コダチダリア(木立だりあ)」。キク科テンジクボタン属の多年草で「コウテイダリア(皇帝だりあ)」や「キダチダリア(木立だりあ)」とも呼ばれる。背丈は2~3メートルになり晩秋に直径15~20センチの頭花を咲かせる。写真は花後の果実だが蕾も同じような形なのでややこしい。
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