アオハダ･3～黄葉

　モチノキ科モチノキ属の「アオハダ（青膚･青肌）」。明るい山野に生育する落葉高木で5～6月に緑白色の花を咲かせ果実は秋に稔る。葉身は薄く長さ3～7センチで互生し秋に美しく黄葉する。雌雄異株で花や果実が無い時はそれと言った特徴が無く見分けにくいが、樹皮は薄く爪などで表面を引っ掻くと緑色の内皮が出るのですぐにわかる。

リョウブ･1～紅葉

　東中野公園の雑木林で見掛けた「リョウブ（令法）」の紅葉。リョウブ科リョウブ属の落葉小高木で北海道南部～九州の山地や低地の雑木林などに自生している。初夏に長さ10～15センチの総状花序を数本出して白い小花を多数咲かせる。樹皮はナツツバキと同じように表面がまだら模様で滑らかな触り心地になる。果実は秋に熟し落葉後も長く残っていることが多い。ここは北側斜面で陽当りがあまり良くないので葉の色付きはもうひとつ。