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野鳥・32~コゲラ1

 小山内裏公園から続く戦車道路“草地広場”付近の樹に止まっていた「コゲラ(小啄木鳥)」。キツツキ科アカゲラ属の留鳥でキツツキの中では一番小さい。北海道から九州まで分布し地域毎に色彩が変化していて多くの亜種がある。体長は15センチほどで羽は灰褐色と白のまだら模様になる。
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ロウバイ

 ロウバイ科ロウバイ属の「ロウバイ(蝋梅)」。中国原産の落葉低木で日本には江戸時代に渡来した。12~1月に蝋細工のような半透明の黄色い花を下向きに咲かせる。写真は葉芽で花が終わると展開し始める。これは長池公園のもの。
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野鳥・31~エナガ

 松木公園の樹の横を通る時に数羽のシジュウカラが飛び散った。しばらく立ち止まっていると少しずつ枝に戻ってくる。その中に少し羽の模様が違う鳥がいた。体長は13~14センチで頭部は白い。これはエナガ科エナガ属の「エナガ(柄長)」で山地や低山に生息する留鳥もしくは標鳥。冬には山地から里山に降りて越冬するため樹の多い公園などで見ることができる。身体はスズメより小さいが尾羽が長い。
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キハダ・4~葉痕

 ミカン科キハダ属の「キハダ(黄檗・黄膚)」。全国の山地に生育する落葉高木で雌雄異株。コルク質の表皮の下に鮮やかな黄色の内皮があることから名付けられている。この内皮を乾燥させたものが生薬の“黄檗”で、健胃整腸剤として利用されるほか、打ち身や捻挫、腰痛などにも薬効がある。葉痕は冬芽をぐるりと囲っている。枝の先端の葉痕とはまた違った顔を見せていた。
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野鳥・30~トビ1

 堀之内寺沢里山公園付近の上空を旋回している「トビ(鳶)」。「トンビ(鳶)」と呼ぶことも多い。タカ科トビ属の留鳥で体長は60~70センチ。翼を広げると1.5メートルほどになる。海岸や河口で良く見られる大型のタカの仲間で内陸や市街地などでも見られる。当地では同じ仲間のオオタカの目撃情報がありいつか見たいと思っているが、花を追いかけながらの“ついで”ではなかなか難しい。
 少し長くなるがお付き合い頂ければ有り難い。私は実際にオオタカを見たことがないがサラリーマン時代にオオタカの思い出がある。平成17年(2005年)8月に東京・秋葉原と茨城県・つくばを結ぶ“つくばエクスプレス”が開業した。当初計画は国鉄常磐線の混雑緩和のための第2常磐線(常磐新線)だったが国鉄民営化後は第3セクターとして準備が進められた。軌道はJR在来線と同じ狭軌の1,067ミリだがロングレールや諸設備は新幹線並みのグレードのため乗り心地はとても良い。
 “つくばエクスプレス”への出資者は沿線の4都県11市区町と188民間企業等からなり私は民間企業を代表して開業を挟んで2年間ほど関連団体に出向し鉄道開業と沿線開発のお手伝いをした。もちろん私の所属企業の人事部長が私が鉄道ファンであることなど知るはずは無く、私自身もそんなポストがあることは知らず突然の辞令だった。業務として4都県の知事や局長・部課長、国交省鉄道局長、鉄道運輸機構理事長、UR理事長、民間企業の責任者などと直接お話しできたことはサラリーマン人生の中で貴重な経験となり、開業前に行われていた試運転で先頭車両の運転席の横に立ち秋葉原⇔つくば間を往復したこと、研究学園駅開業セレモニーで片岡鶴太郎さんと一緒にテープカットしたことなどは鉄道ファン冥利に尽きる体験だった。当時、国交省から鉄道会社に派遣されて一緒に仕事をした方は今は日本海側の某県の知事に就かれている。
 “つくばエクスプレス”の20の駅名は
◇東京都内:秋葉原・新御徒町・浅草・南千住・北千住・青井・六町
◇埼玉県内:八潮・三郷中央
◇千葉県内:南流山・流山セントラルパーク・流山おおたかの森・柏の葉キャンパス・柏たなか
◇茨城県内:守谷・みらい平・みどりの・万博記念公園・研究学園・つくば
となる。東京都内、埼玉県内は既存駅名や地名が当てられて短くスッキリしているが、千葉県内は鉄道開業を待つ地元住民の思い入れのせいか長い駅名になっている。
 このうち『流山おおたかの森』は当時は野原のど真ん中で何も無い街だったが今や子育てや都心への近さ(秋葉原まで最速25分)などで住みたい街ランキングの常連になっている。開業から遡ること13年前の平成4年(1992年)に千葉県流山市の計画路線近くの雑木林で初めてオオタカの繁殖が確認され流山市の自然環境保護の象徴的な存在になった。沿線開発を推進したい行政側にしてみれば駅名に“おおたか”を付けることは大規模開発にはマイナス効果だが、世の中の自然環境保護の声が大きく駅名に採用された。そして“つくばエクスプレス”が開業してから13年後の平成30年(2018年)に流山市はオオタカを“市の鳥”に制定した。沿線街づくりと自然環境保護が見事に成功した事例だろう。
 首都圏にお住まいの方は昨夕からNHK首都圏ネットワークで“つくばエクスプレス”沿線の紹介をしているのでご覧頂けると嬉しい。
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ソシンロウバイ・3~顔

 ロウバイ科ロウバイ属の「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」。同属のロウバイの花被片の内側が赤褐色を帯びるのに対して本種は黄一色になる。お正月の花のイメージだが12月頃からチラホラ咲き始める。蕾が出来始めるとそこに見える顔を探してしまう。
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野鳥・29~セグロセキレイ1

 大栗川“東中野橋”付近の水辺を歩いている「セグロセキレイ(背黒鶺鴒)」。セキレイ科セキレイ属の留鳥もしくは標鳥でほぼ日本だけに生息しており日本固有種とも言われている。これまでおそらく何度も見掛けているはずだがすべてハクセキレイだと思って特に細かく観察したことはなかった。ハクセキレイは目の部分に黒く細長い斑があり頬のあたりは白くなる。一方セグロセキレイは目の上から鼻先が白いが目の周りから肩や背中に掛けて黒い部分が繋がっておりこれは夏も冬も変わらない。ハクセキレイの夏羽は黒くなり冬羽は灰色になるので今の時期が見分け易い。ハクセキレイよりは警戒心が強く近づくとすぐに逃げてしまう。
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タカオヒゴタイ・5~痩果

 キク科トウヒレン属の「タカオヒゴタイ(高尾平江帯)」。9〜10月に直径2センチほどの頭花を咲かせ果実は冠毛の付いた痩果になる。果実の長さは4〜5ミリで冠毛は1センチほど。日本固有種でその名前は高尾山で最初に発見されたことに因んでおり関東地方の山地に分布している。これは片倉城跡公園のもの。
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野鳥・28~ハクセキレイ2

 蓮生寺公園で尾羽を振りながら歩いていた「ハクセキレイ(白鶺鴒)」。セキレイ科セキレイ属の留鳥で当地では山野や住宅地などでも良く見られる。ハクセキレイの冬羽は写真のように灰色だが夏羽ははっきりとした黒色になる。
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コシダ・1~名前

 ウラジロ科コシダ属の「コシダ(小羊歯)」。ウラジロのように毎年主軸の先端から新たな羽片を伸ばすが、葉が二又分枝を繰り返すことがウラジロとは異なる。ウラジロと同じように裏面は白いがウラジロより小振りなので“小”の名が付けられている。
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