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ヤマジノホトトギス・3~若い果実

 ユリ科ホトトギス属の「ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)」。北海道~九州の山野に生える多年草で8~10月に茎先と葉腋に直径3~4センチの花を1~2個付ける。同属のヤマホトトギスは茎先と葉腋に散房花序を出して花を数個咲かせるので花序の形でも見分けられる。写真は若い果実で長さは3センチほど。冬に熟し先端が3つに裂けて中から直径2ミリほどの繻子を多数零す。
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コウヤマキ・2~果実

 コウヤマキ科(←スギ科)コウヤマキ属の「コウヤマキ(高野槇)」。東北地方南部県~九州地方に分布する常緑高木で1科1属1種。日本固有種で古墳時代にはこの材で棺が作られたという。花期は3~4月で球果は翌年の10~11月に熟して種子を飛ばす。つまり写真は去年の花が結実したもの。樹形が整うので優れた造園木として世界中で好まれ、日本の"公園の父”と呼ばれる本多静六氏(1866ー1952)はコウヤマキ、ヒマラヤスギ、ナンヨウスギを世界の三大庭園樹と名付けた。
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