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センブリ・6~先駆植物

 当地の新興住宅地の林縁に出現した「センブリ(千振)」。リンドウ科センブリ属の二年草で北海道〜九州の陽当りの良い草地や林縁に生育している。センブリは先駆植物(パイオニアプランツ)でもあり、切り通しや開発地の斜面などに一早く現れる。ここは20年前は丘陵地の雑木林だったが、近年戸建て住宅地として開発が進み総面積約32ヘクタールのうちその3分の1が緑地として残され人と自然が共存する里山を目指した。ここにセンブリが現れたのはそんな街づくりの成果のひとつだろう。これは公園管理者からの情報で見ることができた。
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アキノハハコグサ・4~花

 草姿や葉の様子の次は頭花の観察。「アキノハハコグサ(秋の母子草)」の頭花は筒状花だけからなり雌蕊の先端が2裂しているのがわかる。総苞の長さは5~6ミリで花が終わると開き、冠毛の付いた痩果を飛ばす。
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タムラソウ・4~痩果

 奥高尾の登山道脇に生えている「タムラソウ(田村草)」。キク科タムラソウ属の多年草で本州以南の山地に生育している。花期は8~10月で果実は冠毛のある痩果になる。痩果の長さは6~7ミリの円柱形で先端が細くなり、冠毛の長さは12~14ミリ。
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