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キッコウハグマ・11~雄性期

 毎年この時期には見ておきたい「キッコウハグマ(亀甲白熊)」。キク科モミジハグマ属の多年草で草丈は10~30センチ。閉鎖花は夏頃から見られるが開放花は晩秋にならないと見られない。開放花の頭花は直径8~9ミリで3つの小花からなる。咲き初めは雄性期で紅色の5本の雄蕊が束になった集葯雄蕊(しゅうやくゆうずい)となり、その先端からオレンジ色の花粉を出す。雌蕊はまだ蕊柱の中にあり受粉できない。一方、閉鎖花は総苞のなかで自家受粉したくさんの果実を作っている。
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ヒマラヤスギ・12~花粉

 マツ科ヒマラヤスギ属の「ヒマラヤスギ(喜馬拉耶杉)」。雌雄同株だが見た目には雄花序が目立つ株球果が目立つ株があり雌雄異株のようにも見える。しかし良く観察すると雄花序がたくさんある株の上部に球果が出来ているものがある。どうやら樹齢30年を超えないと雌花を咲かせないようだ。写真は開花した雄花序で枝を揺すると黄色い花粉が飛び散った。細かい花粉がおわかりだろうか。
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マルバノキ・3~開花

 マンサク科マルバノキ属の「マルバノキ(丸葉の木)」。中部地方以西の山地の渓流沿いなどに分布する落葉小高木で樹高は2~4メートル。当地では自生は無い。葉が紅葉する10~11月に直径1.5センチほどの5弁花を咲かせる。暗紅紅色の花が背中合わせに咲く様子が面白い。
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