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ツメレンゲ・2~花

 ベンケイソウ科イワレンゲ属の「ツメレンゲ(爪蓮華)」。10~11月に高さ10~15センチの花穂を立ち上げ直径1センチほどの花を多数咲かせる。披針形の花弁は5枚で星形になり花序の下から咲き上がっていく。雄蕊は10本で葯は初めは赤く花粉を出すと黄褐色になる。雌蕊は5本あり先端は尖る。
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ノブドウ・4~長池公園里山

 長池公園"里山”の林縁に生育している「ノブドウ(野葡萄)」。ブドウ科ブドウ属のつる性落葉木本で初夏に淡黄緑色の目立たない花を咲かせ秋にカラフルな果実を稔らせる。果実の色が変化するのはノブドウタマバエなどが寄生して虫えいを作るためだと考えられているが、正常な果実は緑色から空色になり最後は白くなる。全てが虫こぶになるわけではない。
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イヌツゲ

 長沼公園の林内に生育している「イヌツゲ(犬柘植)」。モチノキ科モチノキ属の常緑小高木で雌雄異株。6~7月に葉腋に白い小さな花を咲かせ果実は直径6~7ミリで秋に黒く熟す。ツゲの名前が付くがツゲとは全くの別物。ツゲの葉は対生するが本種は互生する。ツゲの材質は極めて緻密なため印材や数珠などの高級品に利用されるが、本種はツゲのようには役に立たないために名付けられている。
 ところで将棋の世界では先日藤井聡太八冠が竜王を防衛した。これでタイトル戦は19期連続となり故大山康晴十五世名人の記録に並んだ。将棋のタイトル戦は竜王戦、名人戦、王位戦、王将戦が7番勝負(二日制)で、叡王戦、王座戦、棋王戦、棋聖戦は5番勝負(一日制)になる。それぞれ全国各地の有名旅館や仁和寺などの名所で開催されるので、開催地では大いに盛り上がる。
 今回の竜王戦は『セルリアンタワー能楽堂(渋谷区)』『総本山仁和寺(京都市)』『旧安川邸(北九州市)』『銀鱗荘(小樽市)』で開催され藤井竜王が4連勝した。そのため第5戦以降の予定だった『ことひら温泉琴参閣(香川県仲多度郡)』『旧本郷家住宅(秋田県大仙市)』『常磐ホテル(甲府市)』は空振りになってしまった。藤井八冠が強過ぎると開催を待っていた街の方たちには残念なことになる。
 さて将棋盤の材はカヤ(榧)やヒバ(檜葉)が最高級とされているが、将棋の駒はツゲ(柘植・黄楊)が利用されている。ツゲは緻密で均一な材質であり駒材としては東京都の"御蔵島黄楊”と鹿児島県の"薩摩黄楊”が最高級品とされている。
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