長芝原緑地に生えてきた「オニノヤガラ(鬼の矢柄)」。ラン科オニノヤガラ属の多年草で、葉緑素が無いため光合成を行わず、木材腐朽菌のナラタケから栄養提供を受けている菌従属栄養植物。この背丈は30センチほどだが、大きいものは1メートルにもなる。その名前は地面に突き刺さったような姿を鬼の矢に見立てたようだ。ここにあるのは3年前の公園管理者情報で知ったが、その時は既に花が終わっていて姿を見ることはできなかった。そして、一昨年、昨年と花期になるとこの緑地で探したがどうしても見つからず、今年、3週間前から週末に探しに来ていて、やっと見つけることができた。写真では大きさがわかりにくくヤセウツボにも見えるが、実際は全く違う姿。
清水入緑地の林縁で見られる「セイヨウイボタノキ(西洋疣取木・西洋水蝋木)」。モクセイ科イボタノキ属の落葉低木でヨーロッパ原産。今年1月に果実を見ていたので、花が咲くのを待っていた。英名の「プリベット(privet)」とも呼ばれている。暖地では常緑性だがこの株は冬は葉を落としていたのでカテゴリーは落葉樹としている。