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オトコエシ

 冬の間にほとんどの果実が飛んでしまったが、枝先にかろうじて残っている「オトコエシ(男郎花)」。春の陽光に小苞の葉脈が浮き出て美しい。オトコエシの名は、秋の七草のオミナエシ(女郎花)に比べて、強壮な感じに見えるために付けられたようだが、あまり良い名前とは思えない。 “女郎” はもともと “女性” を意味していたが、その後 “遊女” の意味が定着したので、今ではあまり良い意味には取られない。一方 “男郎” は、オトコエシの名前に使われるだけで、 “太鼓持ち(幇間)” や  “ホスト” を意味しているわけでもなさそうだ。オトコエシはスイカズラ科(←オミナエシ科)オミナエシ属の多年草。
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