goo

コセリバオウレン・2~早春

 東京薬科大・自然観察路でまず咲き始めたのは「コセリバオウレン(小芹葉黄連)」。キンポウゲ科オウレン属の多年草で、その葉は3回3出複葉になる。名前の通りセリバオウレンやキクバオウレンよりは小振りで、背丈は10センチ足らず。
 カタクリ、フクジュソウ、セツブンソウなどは、春の開花の後、葉を繁らせ夏には地上部が枯れて休眠してしまうので、 “スプリング・エフェメラル=Spring ephemeral(春の妖精・春の儚い命)” などと呼ばれるが、セリバオウレンの仲間やミスミソウなどは常緑の葉が一年中見られるため、厳密にはスプリング・エフェメラルでは無いとされる。しかしこの可憐な花の姿を見ると、個人的にはそう呼んであげたい。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )

シモツケ

 初夏に咲く綺麗な花ばかり撮っていたが、先日、ブログ友達のサイトで、その果実の造形美に驚かされ、私も探しに行ってみた。「シモツケ(下野)」はバラ科シモツケ属の落葉低木で果実は袋果になる。写真はそれぞれ5個の袋果が集まった集合果の様子。袋果の上部が裂開して種子が見えるが、種子の長さは2ミリに満たない。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )