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ミツマタ・2~3分咲き

 蓮生寺公園で咲き始めた「ミツマタ(三椏)」。満開にはまだ早かったが、ちらりほらりと3分咲きといったところだろう。ミツマタはジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木で、黄色い花は春らしい色で青空に良く似合う。
 さてサラリーマンの “人事異動” は悲喜こもごもだが、今、日本だけでなく世界が注目する日銀総裁人事。日本橋本石町や永田町界隈ではその動向を巡ってかなり騒がしい。その永田町の喧騒をのがれ、坂を下って虎ノ門方面に向かうと、アメリカ大使館の向かいに独立行政法人国立印刷局がある。ここは以前、大蔵省印刷局と呼ばれ、その後、財務省印刷局になり、そして現在の名前になっている。日本銀行券のお札には “国立印刷局製造” とあるが、その通り紙幣はこの中で印刷されている。その印刷局の門前にミツマタの樹が植えられていて、紙幣の主原料であることを示しているのが面白い。
 国立印刷局ホームページの 『よくある質問』 を見てみると、今まで紙幣に描かれた動物として、ねずみ、いのしし、馬、にわとり、鳩、ライオン、丹頂鶴、キジ、鳳凰が挙げられていた。それでは植物は? と探してみたが、残念ながらその回答は無かった。そこで手元の紙幣を見てみると、千円札には桜の花が散りばめられ、二千円札には桜と菊の花があり、5千円札の裏面には尾形光琳のカキツバタが描かれ、更に五千円札と一万円札のホログラム(左下の光っている部分)には桜の花びらが見える。
 また今までに富士山が描かれた紙幣は、五拾銭券(昭和13年:静岡県越前岳から)、五百円券(昭和26年:山梨県雁ガ腹摺山から)、五百円券(昭和44年:山梨県雁ガ腹摺山から)、五千円券(昭和59年:本栖湖から)、千円券(平成16年:本栖湖から)の5種類で、明治6年発行の五円券には遠景で描かれていたとある。
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