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アカメガシワ・2~冬芽

 尾根幹線沿いの雑木林で枝を伸ばしている「アカメガシワ(赤目槲)」の冬芽。このあと、赤色の細かい星状毛が密生した若葉が展開する。
 寿司屋で、魚の種類がたくさん書かれた湯飲みを見ることがあるが、春夏秋冬の漢字にそれぞれさかな偏を付けると、順に “さわら” “わかし(ブリの幼魚)” “かじか” “このしろ” となる。同じく春夏秋冬に、今度はそれぞれ木偏を付けてみると、順に “つばき” “えのき” “ひさぎ” “ひいらぎ” となる。この見慣れない “ひさぎ” は “比佐岐” や “久木” とも書き、このアカメガシワの古名のこと。キササゲ(ノウゼンカズラ科)の古名という説もある。
 
『おはなはん』
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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キササゲ

 強い北風に綿毛が次々に飛ばされている「キササゲ(木大角豆)」。ノウゼンカズラ科キササゲ属の落葉高木で、この鞘の形が、マメ科のササゲの鞘に似ていることから名付けられている。キササゲの種子は、和紙を破ったような薄さの長さ1センチほどの長楕円形で左右に毛が密生しており、全体の長さは2センチ程度。その種子が、長さ20センチ以上のサヤの中にびっしり重なって詰まっている。写真の左後方で飛びそうになっている種子でその形がわかる。
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