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セントウソウ・2~銭湯

 我が家の “ふろ給湯器” は少し前から何となく調子が悪くなり、だましだまし使っていた。ところが先日、ついに寿命で壊れ、新機種に取り替えるまでの数日間、外湯を余儀なくされた。幸い、車で7~8分のところにあるスーパー銭湯を利用できたが、平日の夜でも大賑わいでビックリ。700円で、露天、薬湯、電気風呂、座湯、寝湯、サウナなど好きなだけ楽しめるとあれば、人気が出るのもよくわかる。
 そもそもスーパー銭湯は20年ほど前に東海地方の繊維工場などの跡地利用で生まれたと聞くが、従来型の銭湯が廃れていくのに対して、廉価で温泉気分を味わうことができるスタイルが、風呂好きの日本人の心をくすぐったのだろう。
 当初のスーパー銭湯のコンセプトは、『料金は500~600円程度』 『タオルや石鹸は持参』 『大型駐車場完備』 などで、近隣住民をリピーターとする戦略で流行っていった。その後、各地で様々な形態の銭湯が増え続けているが、 “天然温泉” などをアピールして遠方客をもターゲットにしているところもある。
 一方、皇居周辺にある従来型の銭湯もランニングブームで復権し、ランナーには大変有り難い存在になっている。
 写真は早春に小さな花を咲かせる「セントウソウ(仙洞草)」の葉。これがセリバオウレンの葉に似ていることから「オウレンダマシ(黄連騙し)」の名がある。セントウソウはキンポウゲ科ではなく、セリ科セントウソウ属の多年草。花が咲くのはもう少し先。


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