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フクジュソウ・2~開花

 春の日差しを浴びてようやく開いた拙庭の「フクジュソウ(福寿草)」。去年の開花は3月3日だったので、3週間ほど早い。この株は3年前に正月飾り用の鉢植えで買ったものを地植えしたもの。フクジュソウには花の大きさには不似合いな太い根が何本もあるが、正月飾り用のものは、この根が大胆に切られていて、地植えしても上手く根付かないことが多い。私も一度失敗してこの株は2代目だが、今度は順調に育ってくれている。去年の花は7輪だったが、今年は蕾まで数えると14輪確認できる。フクジュソウはキンポウゲ科フクジュソウ属の多年草。
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イイギリ・4~樹皮

 “Nipponia nippon” の名の通り、日本を象徴する鳥のトキ。長い間、その外見的特徴からコウノトリに近いとされていたが、近年のDNA研究によると、その遺伝子配列はコウノトリよりもペリカンに近いことがわかったという。そのため日本鳥学会が昨年9月に改訂した日本鳥類目録で、トキ科はコウノトリ目からペリカン目に変更されたというニュースがあった。まあトキにとっては待遇が変わるわけでもなく、赤ちゃんを届ける仕事が万年筆を売る仕事に変わったくらい。
 さて春の野草たちで賑やかになる前に、もう少し樹皮の観察をしておこう。写真は「イイギリ(飯桐)」の樹皮。ヤナギ科(←イイギリ科)イイギリ属の落葉高木で、白っぽい樹肌に、褐色の皮目が点々と横に並ぶのが特徴的。この樹は直径30センチほどの成木だが、直径10センチほどの若い樹の皮目は赤茶色でよく目立つ。イイギリは以前は、イイギリ科として分類されていたが、近年のDNA研究でヤナギ科に変更されている。
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