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キクイモ・1~花

 鑓水地区の開発予定地に咲いている「キクイモ(菊芋)」。キク科ヒマワリ属の多年草で北米原産。地中の塊茎を飼料用にするために日本に持ち込まれたが、その後、各地で野生化している。同じ仲間にイヌキクイモ(犬菊芋)があるが、そちらは根が芋のようにならないようだ。実際に掘り起こして根を確認するわけにもいかないので、これは一応キクイモとしておこう。キクイモの花径は8~10センチほどと大きく、背も高くなるので、開発前の野原などでは良く目立つ。植物観察を始めた8~9年前は、この界隈ではまだ空き地も多く、キクイモがたくさん咲いていたが、その後どんどん開発が進み、空き地が少なくなってくると、住み処を追いやられたキクイモがわずかに残った野原で肩身が狭そうに咲いている。
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トキワサンザシ

 赤い実をたわわに稔らせている「トキワサンザシ(常盤山査子)」。バラ科トキワサンザシ属の常緑低木。タチバナモドキなどとともに “ピラカンサ” と呼ばれるが、ピラカンサは属名。先般の1000属検定の記事の時にも確認した。タチバナモドキの実は黄色になるので区別できると思いきや、トキワサンザシの園芸種に黄色い実になるのがあるようなのでややこしい。トキワサンザシの葉には細かい鋸歯が確認できるが、タチバナモドキの葉は全縁になるようだ。タチバナモドキを見つけたら確認してみよう。
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