この井戸は簡単な塩ビパイプで作った掘り器を突いては抜きを繰り返して泥を取り出して掘り進む、「打ち抜き井戸」です。
素人でも簡単に掘ることが出来・・・ることになっていますが、この場所では最初の1mは建築残土、ガラ攻撃に見舞われ、ショベルで掘るはめに。
一旦ローム層になって本来の泥にして抜き出すが出来たのもつかの間、2mのところで硬~い粘土層にぶつかりました。
粘土層の上で水が出ればそれでおしまいなのですが、水は出ずに乾いた硬い粘土層でした。
これは塩ビパイプでは掘り進められないので、鉄パイプを鋭角にしたものでガンガン突き、殆ど弾かれて諦めようとした時に突破。
再びローム層なのですが、その次に砂混じりの粘土や、砂利が出てくるようになりました。砂礫層に当たるともう大変。泥を取り出す装置では、砂利や石は取れません。ペットボトルに切り込みを入れたり、様々なカットを施して少しずつ砂利を捕まえては取り出しを繰り返しました。
そんなこんなで当初1日か2日で仕上がる予定の井戸掘り作業も相当な日数をかけて作業しましたが、砂礫層は掘っても深く出来なかったのでここで断念してとりあえず完成。
深さ3.3m、水位は底から50センチ程度。底の砂利は結構取り出したのでそこそこ容量は確保したものの、朝バケツ二杯。その後は10分待ってバケツ一杯くらいの水量でとりあえず井戸になりました。
浅井戸なので飲む用途には使えませんが、水撒き用には使えます。水道が止まっても水洗便所は流せますね。
ちなみにこの場所は当局の自宅ではなく、ちょっと関連の、某管理地の中で、実験的にやったものです。
いい経験が出来ました。
自宅の庭でやってみたい方、いらっしゃいますか?。
無線と全然関係なくてスミマセン。