まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「八日目の蝉」角田光代

2012-09-01 20:02:21 | 読書のすすめ
今日は 涼しかったです。
明日は久しぶりに30℃を下回る予想。
30℃以下って どんなだったっけ?

さて 角田光代の「八日目の蝉」を読みました。

八日目の蝉
角田 光代
中央公論新社



ドラマと映画を見て 原作がいいという噂を聞いての 原作読みです。
「八日目の蝉」  よろしければ ご覧ください。)

あまりに有名なので ご覧になってない方も なんとなくストーリーはご存知かと思います。

野々宮希和子は 妻ある男性を愛し 身ごもった子を堕胎することになります。
傷ついた彼女に 男性の妻は ひどい言葉を浴びせかけ
朦朧とした彼女は 二人の赤ちゃんに喪った自分の子を重ね合わせ 誘拐してしまいます。
そして赤ちゃんをわが子として育てながら 逃亡生活をすることになります。

というストーリーなんですが ドラマと映画のあまりの視点の違いに 「何故?」と
思っていました。
ドラマは希和子視点で 映画は盗まれた赤ちゃん成長後の薫(本名 恵理菜)視点。 

しかし 原作を読んで 納得。

二部構成(正確には三部構成)でした。
つまり 前半は希和子視点で日々が過ぎ 薫と引き裂かれるまでが描かれ
後半は 大人になった薫視点で 事件がなぞらえられる。

ドラマor映画の限られた時間では どちらかの視点を主体にするしかなかったわけですね。

自分は ドラマを最初に見ちゃったので どちらかというと希和子視点に感情移入しちゃったんですが 多分映画を最初に見た方は 逆になると思われます。
全部を見て 揺らがなかった思いは 「希和子(あるいは薫)の恋人 最低」。
妻とも別れる気全くないくせに 愛人とも別れない。
どこからどう見ても 最低な男ですが こういう人がもてるんですかね?


ああ 原作読んでから ドラマ見たり 映画見たりすれば良かった。TT

どれも まだの方は そうされることをお勧めします。

原作 ドラマ 映画 それぞれに良く お勧めです。
ですが・・・・順番を間違った。TT

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