今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

機動戦士ガンダムAGE④マーズ・コンタクト 原作/矢立肇・富野由悠季 著/小太刀右京 2012年9月1日 角川書店(2回目)

2019-04-07 08:42:40 | ガンダムAGE
先に言っとくとキオはあんまり好きじゃない→1回目



○ここまでのあらすじ
リア充爆発(?)した




第一章


「・・・・・・現状は記憶と相違ないか?」
【速報】ゼハート、23年に及ぶ冷凍保存から覚醒
第一次ノートラム沖会戦の1か月後から冷凍されていた模様


そんで起きたら副官に美少女が付いてるとかイケメン滅ぶべし
(ああ、この女は私を殺したがっているな)
そうでもなかった・・・・・・なんてな!
108円知ってるよ、乙女の復讐心は恋心に変わるって
つまりイケメン滅ぶべし


ガンダムAGE-1のコクピットに、少年はいました
『すでにセヴァストポリ市の市民はヴェイガンによってことごとく虐殺されました。現在、市街は完全に無人です。一兵も残すことなく、殲滅してください』
「オーケー! 行くよ、ガンダム!」
彼こそアセムの息子、キオ・アスノであります


・・・・・・って、もうガンダム乗ってるのか
第一次ノートラム沖会戦がA.G.141年でキオ誕生がA.G.151年、
現在覚醒したばかりのゼハートの冷凍期間が会戦のすぐ後から23年・・・・・・
え、13歳じゃね?
「見え見えなんだよね! そういうの!」
それでこの戦いぶり、わーウソみたーい


しかもAGE-1て48年前の機体じゃないの
23年前の時点で改良したとはいえ、そこ基準にしても結局23年前だし
(仕方ないよね、大型アップデートの後なんだもの)
徹夜でハイスコア更新だぜ!
ってゲームかーいヽ(・ω・)/ズコー
つまり戦場に立つ13歳の少年はいなかったんだ!
・・・・・・ゲームにしちゃあシチュエーションがちょっとアレだったけど、
そこはゲームデザイナーがちょっとアレなんでしょう


キオは母、祖父、祖母と地球のオリバーノーツで4人暮らし
ただし母と祖母は昨日から仕事で宇宙にいる模様
 かつて祖父であるフリット・アスノは地球圏にその名をとどろかせた軍人であったという。その頃のフリットを、キオは知らない。キオが知っているのは、在宅でゲームデザイナーをやっている好々爺としての祖父だ。
【悲報】ちょっとアレなゲームデザイナーはフリット
ゲ、ゲームとしてはMSシミュレーターをマッドーナが構築していて一級品だから(震え声)
ちなみにキオのスコアは並の現役パイロットより上、エースクラスなんだとか


今日は『勇気の日』、偶然ですがフリットの誕生日でもあります
「だが、わしの予測では今日こそはもしかしてヴェイガンの攻撃があるかもしれん。硬度は七割を超えておる」
またまたー脅かしよる
『今日こそは』なんて言い方からしてしょっちゅう言ってるな?
天才も歳には勝てないかーそうかー


もっとも、キオはそれを聞いてむしろ嬉しそうな感じだけどね!
 それは中学生の少年なら一度は夢見る、『学校にテロリストが押し入って来たら自分が活躍してクラスメートを守る』という妄想と大差はないものだ。
MS操縦するゲームが好きな少年が、
自分の祖父が本物のガンダムを隠し持ってると知ってればそりゃそうなる


子どもらしくキオは遊びに行きました
そして自宅に残るフリットが思う事は――
「私は、まだ救世主になれていない。それどころか、息子を死なせて、孫にすら、修羅の道を歩ませようとしている」
 最初は、本当に孫への好意だった。
【衝撃】孫にオモチャとしてMSシミュレーターを与えてみた結果・・・・・・
フリット並(以上)のXラウンダー適性
アセム並(以上)の操縦技術
エミリーやロマリー並(以上)の状況判断&情報統合能力
控えめに言ってパイロットとして天才だったのでした


そして戦争は今も続いているとなれば――
 涙が、こぼれた。
(´・ω・`)


 それでもガンダムを完成させねばならなかった。敗れ去ったAGE-2ではない。より完璧な、より完成されたシステム。この閉塞し、フリットの計算によれば明日か、それとも数年後にはどうしようもない限界を迎えて凄惨な殺戮劇に移行するこの戦争には、ガンダムが必要なのだ。
地下に新型のMSが隠してあるタイプの主人公


その日、宇宙軍司令部ビッグリングの空気はピリピリしていました
司令長官のアルグレアス提督が『勇気の日』の式典参加で不在、
代わって最高責任者となるサウド少将は有能ではあるけれど――
(規律規律って壊れたレコーダーみたいにわめかなけりゃあ、悪い人じゃないんだがなあ・・・・・・)
兵には人気が無いタイプなのでした


そんな空気なのは知っているので、何時にも増してレコーダー化
『勇気の日』はマジでヴェイガンが行動を起こす可能性高いんだからな!
オマエラ仕事しろよな!な!
 だがそれでも、それから五分後、正しくは312秒後に発生した出来事は、居合わせた誰にとっても悪夢そのものだった。
えっ


うわー『亜空間』から敵が出てきたーもうだめだー
・・・・・・とでも言うと思ったかカバめ!
こちとらビッグリングに配属された『精鋭』だってばよぉ!
MS隊発進!迎撃するのだ!
「私も舐められたものだな! アセムならばともかく、この程度のXラウンダーなど!」
Xラウンダー専用機の先行量産型パイオニアα×4、
ゼハート駆る『紅いモビルスーツ』ギラーガに瞬殺されるの巻
その後は少なくとも30機以上を撃破・・・・・・『精鋭』(モブ)だからしゃーない


キオは友人たちとMSの曲技飛行を見学中
「おい! そこ、じゃれてんなよ! ‶チェッカー・ライトニング〟の曲技飛行が始まるんだぜ!」
フリットにエミリー、アセムにロマリーがいたように、
キオはそこもしっかり受け継いでるんだなこれがケッ


 彼らはずっと戦争の中にいた。けれどそこは戦場ではなかった。それを平和と呼ばなかったのは、大人たちにまだ羞恥心があったからだ。
平和とは戦争と戦争のハーフタイムだから(いぬまる並感)


さて、ビッグリング攻防戦は――
(始まるのだ、我らのEDENへの帰還が)
ゼハート率いるヴェイガンが圧勝しました


なおゼハートは新型であるギラーガの性能にややご不満の様子
副官のフラムにパーツ交換の指示を出しました
「何か?」
「・・・・・・いえ。ギラーガのデータは、かつての‶マジシャンズ8〟の最精鋭、ドール・フロストのものを使用して開発されています。Xラウンダーの動きについてこられないことは考えられない、それどころか速すぎるセッティングのはずですが・・・・・・」
「が、現実は私に追随できていない、ということだ。貴公も軍人なら、カタログスペックの数字よりも事実を直視せよ」
ゼハートのデータ使えばいいのに何をしているんだ開発部はまったくなー
いやゼハートが23年前より進化したと考えるべきか


軌道上での戦闘にヴェイガンが勝利したので――
 親切なチュートリアルも、金のかかった3Dムービーも、丁寧で当事者性の高い演出もない。
 唐突に訪れた死と破壊だけが、少年少女たちの前にあった。
そうなりました


ヴェイガンのMS隊がオリバーノーツの街でヒャッハーしております
「私たち火星人の地球帰還を認めずに、EDENを独占しているあんたたちを殺さなけりゃあ、浮かばれないんだよ! ガンダムってのが地球種の守護神なら、どっからでも湧いてきて、この豚どもを守ってみせればいい!」
 炎は彼女たちの憎悪だった。
これはいけない


燃え盛る街を駆けるキオの下に――
 許してはいけないと思った。
 自分はこの日のために腕を磨いてきたのだと思った。
 だから。
新たな『伝説』が到着しました



アセム編がアセム=凡人の成長とアセム対ゼハートを重視していたのに比べて、
戦争の特に悲惨な部分に焦点がいっている印象の第一章でした


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