迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

048・最後の仕事。[沖縄、夏。]

2008年07月11日 | 旅する。
7月11日

結家を出る日になった。

浜で三線練習をし、朝食を食べた後、食器棚の中を整頓する。

皿をいったん全部出した上でグルーピングし、棚の奥行きなどを考えて収納していく。

慣れたせいか、15分ほどで終了。キレイになったところで撮影して達成感(自己満足ともいう)を味わう。

結家の浜で最後のシュノーケリングをして、クマノミに挨拶。

シャワーを浴びて精算してしまえば、もう出立の準備はできた。

047・最後の夜。[沖縄、夏。]

2008年07月10日 | 旅する。
7月10日

夕方前にさっさと料理を終わらせる。

日暮れどきに海へドボンと入って、涼しくなろう! という魂胆である。

しかし結局は夕日が傾くのを待ちきれず、有志で海へ。

久しぶりの結家での夕食会だが、なんと今回はこれが最後だ。

エリックのギターに合わせて"no woman, no cry"とか、オッキーの正統派三線とのセッションとか、今夜もなかなか楽しいぞ。

でも、明日からは阿嘉島で、その後は内地に戻る。

寂しいとか切ないなんてものじゃなく、本来あるべきところからムリヤリ切り離されてしまうような喪失感。

ズンダと浜に出て、夜光虫を見る。

どーして、お前たちはそんなに光るんだい?

046・巨大シャーベット。[沖縄、夏。]

2008年07月10日 | 旅する。
7月10日

朝、二日酔いっぽいので、海で治す。

いつものクマノミポイントまで、シュノーケリング。お母さんニモと真正面から向かい合う。こちらは楽しくご挨拶のつもりだが、ニモはあれでも威嚇しているんだそうだ。人間には「カワイイ~」にしかみえない。

お昼は昨日の約束通り、〈海の幸〉でヒロくんが作った沖縄そばをいただく。

午後は〈haru cafe〉(正確には〈natural cafe haru〉か)で、まったりする。

噂の巨大シャーベットを真横から接写して遊ぶ。

結家に戻れば、新しいゲストたちが続々と到着。

いつものように、何もない、贅沢な時間が過ぎていく。

045・グルクンとヒデカーと。[沖縄、夏。]

2008年07月09日 | 旅する。
7月9日

結家には、もうコマキチが着いていた。久しぶりーっ!

スーさんと〈海の幸〉に行くというので、作るはずだった料理は明日にして、予定変更。

3人で〈海の幸〉へ。

ヒデカーの刺身、グルクンの唐揚げ、もずく、腸詰め、ナーベラーの味噌煮三枚肉入り。

今日も生ビールが旨い。

調子に乗って、なりやまあやぐ、鷲ぬ鳥節、チョンチョンキジムナーなどを弾き歌う。

結家に戻ると、ちょうど電話がちゅうまさんから掛かってきていた。

「これから〈請平〉に行くんだけど」
「行きます!」

そういうわけで2日続けて夕食会欠席の上、さらに夜のゆんたくも失礼してプチ家出状態に。

少し時間があったので、マーくんと「君の愛がなければ」をギターと三線でセッションし、タクシーがやって来て、いざ〈請平〉へ。

青森の映像作家、今泊のマンゴー青年、酒に情熱を傾けるバーテンダー、酔いどれ木工作家、謎の旅人が一同に会して夜は更けていく。

044・お友だち?[沖縄、夏。]

2008年07月09日 | 旅する。
7月9日

コザで〈中古レコードCD・69〉、〈普久原楽器〉を巡回。このあたりは、マーくんとボクの共通の守備範囲。

〈ウェンディーズ〉で休憩し、〈かねひで〉でオスカルがタバコその他を補給して、〈ごーやー荘〉へ。

オーナーの秀さんがシャワー中で、慌てて出てきてくれたのだが、私の顔を見た途端、
「あれ、お友だち? じゃあ、もっとゆっくりすればよかった」

日中はふすまも障子も取り外して3部屋ぶち抜きで開け放つので、風が通って気持ちよい。

冷たいお茶をご馳走になって、夕方の四方山話。

オスカルを置き去りにして(送っていってとも言う)、マーくんと二人になって、329号線をドライブ。

初めて金武の町を通る。名護で〈かねひで〉に寄って買い物、マーくん家経由で結家へ。

マーくんは、小さい動物が好きらしい(写真)。

043・便乗。[沖縄、夏。]

2008年07月09日 | 旅する。
7月9日

結家の海を望むアダンの木に、七夕の願い事を書いた短冊が結ばれていた。

「夢はなんですか?」
と聞かれて、すぐに思い浮かべられないときがある。そんな時はなんだかかなしい。

ちなみに私の夢は
「悟りを開くこと」
です。

レンタカーに便乗して名護まで送ってもらい、朝からマーくんを起こしてクルマで北谷へ。

オスカルがコザに「家出」し、マーくんは休日で買い物があり、私は単にヒマなのでなんとなくついて行く。

〈ペットボックス〉(マーくんが亀の餌など)、〈蛇布箱ハブボックス〉(私がハンチングを買った)、〈地球雑貨〉(オスカルがサンダルを買う)、〈メイクマン〉(3人ともいろいろ動いて迷子になる)。

普天間宮に寄り、〈マンガ倉庫泡瀬店〉をのぞいて、中華料理〈ドラゴン〉でランチ。

この辺はマーくんのいつものコースらしい。

そしてコザに入る。

042・焼き鳥と夜の海と。[沖縄、夏。]

2008年07月08日 | 旅する。
7月8日

忘れないうちにカンカラ三線に弦を張る。

今晩は結家名物の夕食会に参加せず、〈とり好〉へ。

3人で今帰仁アグーに手羽ギョーザ、焼き鳥などなどを食べて生ビールを飲んで、ひとり1800円。

結家に戻ってテラスの夕食会ゆんたくに途中参加するが、ゲストのほとんどがはじめて会うみなさんで、なかなかなじめない。

たぶん、キッチンで料理していないから、絡み不足なんだろうなぁ。

あまりそういう印象はないらしいが、私は実は引っ込み思案で人見知りで引きこもりなのである。

今日も月は夜半には沈むはずと、夜光虫を見に浜へ。

泳げないくせに隊長に祭り上げられ、心配なのでスーさんに浜で見ていてもらう。

先週の新月からだんだん月が明るくなっていて、星や夜光虫を見るには不利だが、その分安全ではある。

念のため、腰までの深さの範囲で、ライフジャケットを付けて、夜の海にプカプカと浮かぶ。

仰向けなら空は自然のプラネタリウム。

海をのぞいて、手をかけば、夜光虫が輝いて軌跡をつくる。

海はあつくもつめたくもなく、重力も感じないので、胎児に戻って羊水に漂っている記憶に還っていく。

041・流されるまま。[沖縄、夏。]

2008年07月08日 | 旅する。
7月8日

名護からバスに乗って今帰仁城跡入口に着いたらなんとタケちゃんが迎えに来てくれた。

そして、またまた結家。

タケちゃんが名護に用事がある、というのでオスカルと共にツアーへ。

まずはビーチバムに大ちゃんを訪ねる。

海がすぐそばにある(写真)。

〈メイクマン〉にて、あっという間にタケちゃんの買い物は終了。

〈新城工作所〉にて、三線の女弦(結家のカンカラ三線用)を、タケちゃんが買ってくれた。

結家に戻ってひと泳ぎ。

haruさんが庭でポイを練習していたので、試しに私もやってみたが、まったく才能がないことがわかっただけだった。

今日はこうして懐かしい方々と会って、そのまま流されていく日のようだ。

040・再び北へ。[沖縄、夏。]

2008年07月08日 | 旅する。
7月8日

本やCDをまとめて郵便局から発送し、なかなか通じないフェリーざまみの予約電話もようやく通じて11日の阿嘉島行き高速の3便と13日の帰りのフェリーが取れて、やっと用事が終わってバスに乗る。

そういうわけで、今日からまた今帰仁に戻って結家に滞在する予定。

ちなみにここ最近の天気はずーーーっと晴れ、気温は32~34度。

でも風が吹けば涼しいし、夜には過ごしやすくなる(除く都市部)。

東京や京都の蒸し暑さに比べたら、ずーーーっとマシ。

暑ければ海に飛び込めばいいし。

039・歌のチカラ。[沖縄、夏。]

2008年07月07日 | 旅する。
7月7日

いつものように月光荘に投宿。

いつもの面々に挨拶して、まずは〈ごはんやコトブキ〉へ。

まどかちゃんに乗せられて、ごはんセットに白ワインをつける。

ふたりで四方山話をしていたら、〈びらふやー〉の雷太&あやオーナー夫妻に遭遇する。

いやあ、これは奇遇! って、実は知ってたけど。

〈ごはんやコトブキ〉一周年パーティーとバーベキューが7月7日(今日)とばかり思い込んでいて、そのために那覇に寄ったんだが、実は6日(昨日)だったわけで。

いったい何のためにここまで来たんだろ~?

だいたい「777円!」って大きく書いてあったら7月7日って思うだろ?

と、フライヤーに八つ当たりしてみる。

まあ、いろんなひとにまた会えたから、いいのだ。

この世に無駄な経験は何ひとつない。

〈ちんだみ工芸〉で三線の練習。相変わらず「めでたい節」の唄にダメだしをもらう。たぶん、聞き込み不足。

〈ひばり屋〉でいつものアイスカプチーノ。

夏の空は青さが違うね、と話しながら空を見上げている間にも、ビルの壁に夕焼けが反射して茜色がだんだん濃くなっていく。

月光荘に戻ってシャワー、洗濯、ネットサーフィン。

夜は〈moon bow〉と〈コトブキ〉を巡回。

久しぶりにイチくんの絶唱を聞けた。

038・七夕。[沖縄、夏。]

2008年07月07日 | 旅する。
7月7日

コザから那覇に向かう前に、短冊に書かれた七夕の願い事をのぞいてみる。

「たからくじで3おくえんあたりますように」

オレならtotoBIGで6億円を狙う。

「うたがうまくなりますように」

おお、ここに未来の歌姫が。

「ノーヒットノーランができますように」

どーせなら完全試合をめざそう。

「いつまでもなかよし3きょうだいでありますように」

ううっ、そうだね(泣)。「いつまでも」ってあたり、「永遠になかよしではいられないかも」ということに気づいているところが泣ける。

…………。

そしてバスに乗って那覇へ。

037・33度。[沖縄、夏。]

2008年07月06日 | 旅する。
7月6日

表示はたしかに33度だが、日なたはもっと暑いはず。

30分歩いて再びピースフルラブロックフェスティバルの会場に着き、できるだけ日陰の席を選ぶが、昨日同様にじりじりと太陽に熱せられる。

今日は本部町出身のハーツグロウ、KISSトリビュートバンドのMAKIN' LOVE(メイキン・ラブ)、QUEENトリビュートバンドのKWEEN(キュイーン)と個人的に注目のバンドが、目白押し。

そしてどれも「これでもか」というぐらい楽しませてくれた。

さらに続いて、カッチャンバンド、マリーズバンド、紫とコザロックの歴史そのものがステージに。

内地からはシーナ&ロケッツがキレのいいロックンロール。

夜にはヒトトキ家オーナーのヒロシくんに連れられて〈パーラー りんりん〉で少し飲む。

帰り間際に、ママさんからピースフルラブロックフェスティバルのステッカーをもらう。

コザは、やっぱりいい街だ。

最初は廃墟のようによそよそしい世界が、キラキラと美しいカケラのような瞬間を垣間見せてくれる。

036・出動。[沖縄、夏。]

2008年07月06日 | 旅する。
7月6日

昨日からコザのヒトトキ家に宿をとっている。

遅い朝(って、昼か)は大衆食堂〈ミッキー〉のミッキーランチで始動。

ちなみにミッキーランチには、餃子のタレにフライにはタルタルソースと酸辣ソース(と思う)の2種、焼きそば用に辛い(たぶんタバスコ系)ソースなどがセットでついてくる。

なんとか完食し、ちょっとおしゃべりして、元気なママに
「楽しんできてね!」
と送り出される。

それにしてもシャレにならない暑さ。

035・ロックな日。[沖縄、夏。]

2008年07月05日 | 旅する。
7月5日

多くは書かないが、昨晩はとことん飲んだ。

朝になってもまだ酔っていて、お茶しか飲めない。

こういうときは、海に入ればいいらしい。

潮はけっこう満ちているけど、シュノーケルでぷかぷか浮いてみる。

どーにかフツーになり、嘉手納のアメリカン・フェストに向かう人たちを見送る。

午後、読谷村に向かうチワワ、ごーやー荘に行くひーちゃんと共にエイちゃん車に乗せてもらう。

私はコザ運動公園の沖縄市野外ステージでおろしてもらって、ピースフルラブロックフェスティバルへ。

アフロマニアからモンゴル800まで、沖縄のいきのいいバンドが次々と登場。

やっぱりオキナワン・ロックの層は厚い。

034・アイルランド、沖縄、アフリカ。[沖縄、夏。]

2008年07月04日 | 旅する。
7月4日

夕食には力さんも参加。

写真は食卓のほんの一部。

例の電話ナビでたどり着いたマレーはティン・ホイッスル(アイルランドの笛)の名手で、アイリッシュのリール(舞曲)を披露してくれた。

僭越ながら、私はケルト音楽が大好きなので、ギターで参加。

その後、請われて三線で何曲か。

さらにチワワがウクレレでいろいろ歌ってくれた。

なかでも南アフリカの曲で「アフリカに幸あれ」という意味の歌は、心に沁みいった。