迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

【京都にて。2011秋】004・鞍馬口から東寺まで

2011年09月12日 | 旅する。

912日 月曜日 京都

350円で朝食(ご飯、味噌汁、お新香、生卵)。

大阪のコは金閣寺、龍安寺へ。ジャックは願い事がかなう寺(鈴虫寺)へ。うっちーは今夜の夜行バスで帰る前に銀閣寺、金閣寺へ。りっちゃんは北野天満宮、ガネーシャへ。けんたろうはバイクで清水寺へ、水路閣を勧めておく。みんな、それぞれ、出かけていく。

そんな朝、月光荘の三人娘+αで撮影してみた。

 

11:20、出かける。ダイソーでカメラケースを探すが、まもなく閉店するようでほとんどモノがない。

あてもなく南へ。路傍の石像をめでる。

 

千本今出川、出世稲荷を経て太極殿遺址を見る。平安朝初期、最初の太極殿はここにあったのだが、今は面影はほとんどなく想像するしかない。

 

ちょうどお昼どきに〈天下一品 二条駅前店〉の前を通ったので炒飯定食、830円を食べる。私が学生の時には〈天下一品〉は2店舗しかなかったんだが。

さらに下がると噂の〈コメダ珈琲店〉、クリームコーヒー500円を注文する。ちなみに人生で初コメダ。冷房と冷たい珈琲でリフレッシュするが、実は明らかに食べ過ぎである。

さらに千本通りを下がり、姉小路を過ぎてから、思いついて少し戻る。御池通を東へ行くと神泉苑に行き当たる。いまは「しんせんえん」と文字通り発音する人が多いが、かつて地元では「ひぜんさん」と呼んでいた。平安朝には船遊びやら歌会やらが行われた回遊池だったが、いまではこぶりな庭園で、祇園平八の店がある。

 

なんということもないところだが、忽然と韓国系統の石像が置いてあったりして、あなどれない。

 

大宮通りを下がると三条商店街のアーケードにぶつかる。このへんを食べ歩くのは楽しいんだが、残念ながら今日は胃袋の許容量をすでにこえている。四条大宮を渡り、綾小路を西へ向かうと新撰組ゆかりの史跡が多くなる。

光縁寺(墓参のみ)、旧前川邸、八木家(要拝観料)、壬生寺(壬生塚他は有料)などなど。

 

壬生寺の千体仏塔は見事である。インドや東南アジアの仏塔との類似性を感じる。

 

大宮通りを南下し、五条通りを渡り、西へ行って丹波口駅を見たり、新撰組記念館を通り過ぎ、壬生川通りを南下し、花屋町を西へ。島原大門に着いた。

 

この道順、けっこう遠回りですね。なにしろ何も考えていないので。輪違屋(見学謝絶)、角屋(休館中)を外から眺めて花屋町通りを東へ戻る。

ここまで歩くとさすがに疲れてきた。

西本願寺周辺にはレトロな建築がいくつかある。大宮通りを南下し、15:55、梅小路公園に到着、休憩する。

JRをくぐり、ようやく東寺に着いた。拝観料500円、昨日と今日訪れた名所旧跡で唯一お金を払う。というか、どんだけケチなんだ。

 

庭園ごしに五重塔を望む。金堂は調査中のため、足場で仏像がよく見えない。講堂からは東博の展覧会に数体遷座しており、どうも訪れる時期が悪かったようである。

それでも立体曼荼羅、大師堂、司馬遼太郎のお気に入りだった御影堂などを回ると充実感がある。

ベンチで汗を拭き、水分を補給し、メモを書いていたら係員が近づいてきて、出口へ誘導された。どうやら閉園の時間らしい。

歩いているとやたら「こっ!」と大声で挨拶される。「こちは!」つまり「こんにちは!」の体育会系省略らしい。気づくのに時間がかかった。

 

大宮通りを北へ戻る。左から西日が差している。市バスで月光荘に帰り、船岡温泉で汗を流す。

 

今夜の月光荘は満室らしい。お好み焼きナイトで大ちゃんは大忙し。

けんたろうは水力発電所に行った由。自転車で嵐山まで行ったコがいて、台湾から来たゲストは嵐山で鵜飼を見たらしい。

空にはきれいな満月が。〈カドヤ〉のおしずに「月がキレイだよ!」と教えに行き、あきれられる。

雅シルバーがさおりちゃんのギターで、「パンツの食い込み直せない」と歌う。うっちーは夜行バスで帰途に。りっちゃんは自転車に乗って夜行バスへ。

さらに大ちゃんの浴衣講座まであって、盛りだくさんの夜はなかなか終わらない。


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